急性心筋炎

主にウイルスや細菌などが原因で、心臓の筋肉に炎症が起こる病気です。

持病の有無にかかわらず、どのような人でも発症する可能性がある病気です。

心臓が動かなくなり、命に関わる事態に陥る可能性があります。

新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種後に、まれに急性心筋炎が起こるケースが報告されています。

風邪の症状後に、胸の痛み、息切れ、心臓のリズムの異常などが見られます。

発熱、だるさ、寒気などの風邪のような症状から始まります。

気管支炎や肺炎、急性の心筋梗塞と症状が似ていることがあります。また、心臓が悪くなる他の病気とも似ています。

風邪のような症状の後に、息苦しさや胸の痛みなどの心臓に関係する症状があれば受診してください。

循環器内科、救急科が主な診療科です。子供の場合、小児科のある病院を受診してください。

超音波検査、画像検査、血液検査、心電図検査などの検査を行い、診断します。

超音波検査、画像検査、血液検査、心電図検査などを行います。カテーテルを用いた検査を行うこともあります。

心臓の働きを助けながら、心筋炎の原因となっている病気に対処します。異常な免疫反応を抑える薬を使うこともあります。

入院して、心臓の働きを助ける治療をします。

入院して治療することが多い病気のため、医師や看護師の指示に従って安静に過ごしてください。

心不全や不整脈に対して、薬を使った治療を行うことがあります。

心臓の働きがどの程度戻るかによって、薬を飲む期間が変わります。医師にご相談ください。

心臓の働きが維持できるように、追加の治療を検討します。