ユビーAI問診のロゴ
四方良しのAI問診導入。看護師、医師、医事課それぞれの業務を効率化し、患者さんの待ち時間の短縮を実現のアイキャッチ画像

四方良しのAI問診導入。看護師、医師、医事課それぞれの業務を効率化し、患者さんの待ち時間の短縮を実現

神奈川県

医療法人 徳洲会 湘南藤沢徳洲会病院

中野 救急総合診療部 医長

国田 医事課 主任

小提 看護部外来 副主任

山口 情報システム管理室 課長補佐

病院
300~500床
来院前問診
看護師の業務効率化
新型コロナウイルス感染症対策

〈ユビーAI問診の導入背景〉

患者さんの傾向を考え、発熱外来にてスモールスタートで導入を開始

1年前から営業担当の方にお話しを伺い、ユビーAI問診を知りました。業務効率化のためにも導入に対しては積極的でしたが、どの診療科にて導入するかを検討していました。
検討の結果、タブレットでの問診入力をスムーズに実施できる、若い患者さんが多い発熱外来から導入することに決めました。また、発熱外来での問診時間を短くすることで、発熱外来のスタッフの感染リスク低減を実現したいという気持ちも導入の後押しとなりました。 

〈ユビーAI問診の導入目的〉

スタッフの業務負担削減、患者さんの待ち時間短縮を目的にユビーを導入 

ユビーAI問診の導入前は、紙で問診を行なっていました。受診までの流れとしては、まず受付をして、体温などバイタルチェックを実施、紙の問診票を記載してもらい、順番に診察にお呼びするという流れでした。
発熱外来の診療時間(平日・大人)は13時から16時となっていまして、13時の診療開始時間に来た患者さんであれば、診察完了まで早くて30分以内となっています。しかし来院する患者さんが多い場合、14時から15時などに来院した患者さんは、長い方で診察完了までに2時間ほどかかってしまっていました。 
さらに紙の問診票で網羅できていない質問などがある場合、追加で問診をする必要があります。その問診業務が看護師の負担になり、患者数が多いと捌き切れないということもありました。これらの業務負担の削減や患者さんの待ち時間を削減することを目的にユビーAI問診を導入しました。

〈ユビーAI問診の導入効果〉

看護師、医師、医事課それぞれの導入効果

現在、タブレット問診・来院前問診、また来院者の年齢などにより紙問診と使い分けており、柔軟に対応することができています。
しかし、導入のハードルが低いというわけではありませんでした。特に医療事務・レセプト業務・受付などを行う医事課としては導入によって負担が増えるのでははないかという印象がありました。というのも、紙の問診票を利用する場合、医事課は問診票を患者さんにお渡しするだけでよかったのですが、ユビーAI問診を導入すると、患者さんにタブレットを操作・入力していただいた後に、入力した情報を電子カルテに紐づけるという作業が発生するため、それらの業務が負担になるのではないかという気持ちがありました。
結果的に、導入後の医事課の負担自体は以前と比べて増えてしまったのですが、慣れてしまえば負担よりも効率化のメリットが高いことを実感することができました。 
現在、当院ではホームページ上にて、来院される患者さんに来院前問診を推奨させていただいています。来院前問診とは、来院前に患者さんに自身で問診を行なっていただく仕組みです。こちらを導入したことによって、発熱外来に来院される6~7割の患者さんが来院前問診をしていただけるようになり、患者さんの待ち時間も、院内の業務も効率化することができました。
看護師の中には導入当初、AI問診の使い勝手が掴めずに混乱する者もいましたが、慣れると主訴と経過を把握して必要であれば追加問診をするだけなので時間はかからなくなりました。紙の問診票ですと追加問診の完了後に電子カルテに問診内容をイチから打ち込む必要があり、入力など含めて長くて10分ほどかかっていました。導入後は追加問診の項目以外は基本的に電子カルテに連携されますので、ユビーの問診内容を電子カルテ記載にコピー&ペーストをすることで問診入力時間は半分以下になり、入力負担が軽減し助かっています。
診察の際、医師は看護師が電子カルテに転記・入力した問診情報を確認し診察するため、導入によって医師が混乱するということは特にありませんでした。さらに紙の問診票ですと、患者さんによって記載する情報にばらつきがありましたが、AI問診だと回答の必須設定などができるため、情報のばらつきを抑えることができています。 

来院前問診によって患者さんの待ち時間を大幅削減

ユビーの導入後の患者さんの流れとして、受付をしていただいた後、バイタルチェックと同時にタブレットをお渡ししています。問診内容の入力が終わった時点で、問診情報を電子カルテへ紐付けし、診察を行います。
紙の問診票を利用していた時は、診察の時間が短ければ、次の患者さんが問診票を記入する間、医師が診察できない時間が発生し、効率的に患者さんをご案内できない場合がありました。しかしAI問診を導入したあとは、来院時には来院前問診を行い問診が完了している患者さんが増えたため、新型コロナウイルスに関する追加質問を行い、バイタルチェックを実施しすぐに診察へご案内することが可能になり、効率的に患者さんをご案内することができるようになりました。 
それぞれ診察時間が違うので、患者さんの待ち時間に関して短くなったとは一概には言いづらいですが、患者さんが問診票を書き終えるまでの医師の待ち時間を削減することができたので、全体的には待ち時間を削減できているという印象があります。

〈湘南藤沢徳洲会病院様の今後の取り組み〉

患者さんの傾向を考え、スモールスタートで発熱外来にて導入を開始しましたが、結果的に発熱外来ではユビーAI問診を導入してよかったと思っています。新型コロナウイルス感染症の流行もありますので、タブレットを毎回消毒を行っているので、患者さんにも安心して利用していただけるのではないでしょうか。
当初の想定では高齢の患者さんが多い診療科では、AユビーAI問診を利用するのは難しいのではないかと思っていたのですが、導入をしてみると70代の方でも時間はかかるものの、想像以上にタブレットでの入力が可能であるということがわかりました。一方で、発熱外来は問診に割けるスタッフが2~3人と比較的多いため、記入方法が分からない患者さんのサポートができるのですが、問診に割けるスタッフが少ない診療科であれば導入は慎重に進めなければいけないと考えています。 
患者さんに推奨させていただいている、来院前問診には今後も大きな期待をしています。導入当初のタブレット問診のみの運用に比べ、来院前問診導入後は事務の負担は軽減できているという実感があります。来院前問診をさらに推進することで、どれほどの業務効率化ができるのかということをモニタリングしながらユビーAI問診を院内に展開していくことを検討しています。

医療法人 徳洲会 湘南藤沢徳洲会病院
〒251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台1-5-1
https://fujisawatokushukai.jp/

お役立ち資料

資料ダウンロード病院経営の成功事例集
資料ダウンロード