
救急外来はいくら?夜間・休日・深夜の窓口負担の目安
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この記事の答え
70歳未満の大人(3割負担)が救急外来で初診を受けると、時間帯により1,130円〜2,320円が目安です(検査・薬を除く基本の部分。令和8年6月〜令和9年5月)。 病院によっては救急外来の管理料(3割で約150円〜1,800円)が上乗せされる場合があります。
窓口の金額が決まるしくみ
費用は点数で決まり、1点=10円。窓口では、そのうち負担割合(3割など)の額を払います(厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」)。
内訳 | 中身(令和8年度改定) |
|---|---|
基本料金 | 初診料291点+物価対応料2点(令和8年度に新設) |
時間帯による上乗せ(どれか1つ) | 時間外85点/休日250点/深夜480点 |
救急外来の管理料(救急外来医学管理料) | 救急車以外で診療時間外(夜間・土曜・休日・深夜)に受診したとき。病院の届出とその時間帯の体制で600点・400点・50点のいずれか(患者からは分かりません) |
- 時間外:標準はおおむね午前8時前と午後6時以降(土曜日は午前8時前と正午以降)。病院が表示する診療時間で変わります
- 休日:日曜日・祝日と1月2日・3日、12月29日〜31日
- 深夜:午後10時から午前6時まで
計算例(上と同じ条件で、病院ごとの届出加算も除く。令和9年5月まで)
時間帯 | 点数 | 窓口負担 |
|---|---|---|
平日の夜7時 | 291+85+2=378点 | 1,130円 |
休日の昼 | 291+250+2=543点 | 1,630円 |
深夜 | 291+480+2=773点 | 2,320円 |
救急病院などでは平日の夜間の上乗せが230点になり、平日の夜7時の例は523点・1,570円になる場合があります。
あなたはどのケース?
年齢や状況によっても費用が異なります。
- 小学校入学前の子ども:2割負担。6歳未満は深夜の上乗せが695点で、深夜の初診なら窓口負担1,980円。お住まいの自治体の子ども医療費助成も確かめてください(厚生労働省保険局「医療費の一部負担(自己負担)割合について」)
- 紹介状なしで大病院:ふだんは7,000円以上の特別の料金(全額自己負担)がかかりますが、救急の患者には求めてはならないとされています。救急の患者に当たるか気になるときは、病院に確かめる方法もあります(厚生労働省「保医発0327第6号(令和8年3月27日)」)
- 自分の都合で時間外の診察を希望した場合(急を要する受診を除く):時間外の上乗せの代わりに、全額自己負担の「時間外診察に係る特別の料金」を求める医療機関があります(院内に掲示があります。額の標準は、時間外の上乗せの点数分を全額自己負担にした額です)。
住んでいる自治体によって、費用が規定されていることもあります
- 茨城県の例(全国の制度ではありません):2024年(令和6年)12月2日から、対象の大病院では、救急車で運ばれた場合でも、呼んだ時点の緊急性が認められないと病院の医師が判断したときは、この特別の料金(選定療養費。2,200円〜13,200円)を徴収しています(茨城県「救急搬送における選定療養費の徴収について」)
迷ったときの相談先
- 救急安心センター事業(#7119):急な病気やけがで迷ったとき、医師・看護師・救急救命士に電話で相談でき、受診できる医療機関の案内も受けられます。全国42地域で実施・実施予定(2026年10月時点)(総務省消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」)
- 子ども医療電話相談(#8000):休日・夜間の子どもの症状で迷ったとき、小児科医師・看護師に電話で相談できます。全47都道府県で実施しています(時間帯は都道府県で異なります。令和8年5月22日現在。厚生労働省「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」)
慌てないためのチェックリスト
☐ お住まいの地域で #7119 が使えるかと、#8000 の受付時間を確かめておく
☐ 受診先が表示している診療時間を確かめる
☐ 院外の薬局で薬を受け取るなら、薬代はそこで別にかかると見込んでおく
ここに注意
祝日でない土曜の午後は、診療時間外なら「時間外」の扱いです。
土曜日は休日に含まれません。
救急外来でかかる料金のしくみは、令和8年6月に一部変わりました。
それより前の解説(「院内トリアージ実施料」など)は、今は当てはまらない部分があります。
命に関わるおそれがあるときは、救急車(119番)を呼ぶことができます。呼ぶか迷うときは、救急安心センター(#7119。実施地域のみ)や、子どもの場合は子ども医療電話相談(#8000)に相談できます。
参考にした資料
記事の数字と条件は、次の公的な資料で確かめています。
- 厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」(2026年9月確認)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67729.html - 厚生労働省「保医発0305第6号(令和8年3月5日、令和8年10月7日訂正後)」(2026年10月確認)
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001757385.pdf - 厚生労働省「保医発0327第6号(令和8年3月27日)」(2026年9月確認)
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001732116.pdf - 茨城県「救急搬送における選定療養費の徴収について」(2026年10月確認)
https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/iryo/iryo/isei/sentei_ryoyohi.html - 総務省消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」(2026年10月確認)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html - 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(♯8000)について」(2026年10月確認)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html - 厚生労働省保険局「医療費の一部負担(自己負担)割合について」(2026年9月確認)
https://www.mhlw.go.jp/content/000937919.pdf - 厚生労働省「上手な医療のかかり方 子ども医療電話相談事業(♯8000)」(2026年10月確認)
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/8000.html
記事の内容は、最終更新日の時点の制度にもとづいています。制度の改定により、最新の内容と異なる場合があります。本ページは公的制度の一般的な情報です。金額・要件は加入している健康保険・自治体・所得によって異なります。必ず各窓口にご確認ください。本ページは診断・治療の代替ではありません。
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