
「診察で何を言われたんだっけ…?」ーー診察後のメモに書く項目と、聞き逃したときの確かめ方
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この記事の答え
診察室では緊張して、言いたいことが言えなかったり、聞きたいことが聞けなかったりすることはよくあります。言われたことは、診察室で、または、診察室を出たらすぐに医師が使った言葉をできるだけそのままメモしておくと、家で見返したり、次の診察で改めて質問したりするときに役立ちます。 聞き逃したことは、その場で聞き直すか、あとで看護師や病院の相談窓口に確かめることができます。
診察後のメモに書く項目
書く項目は、下の表の6つが目安です。①〜③は、医師などの医療者が原則として患者に丁寧に説明することになっている内容(病名、治療の方針、薬など)です。
項目 | 書くこと |
|---|---|
① 病名・今の状態 | 医師が言った病名や今の状態の説明を、言われた言葉のまま。分からなかった言葉には印をつける |
② これからすること | 次にする検査や治療、その結果をいつ・どう聞くか |
③ 薬 | 前回から変わったか(増えた・減った・変わらない) |
④ 家で気をつけること | 食事・お風呂・仕事・運動など、控えることや続けてよいことについて言われたこと |
⑤ 次の受診 | 次回の予約日。予約日より早く受診したほうがよいのはどんなときか、そのときの連絡先 |
⑥ 聞きそびれたこと | 聞きたかったのに聞けなかったこと。帰ってから分からなくなったことも書き足す(次の診察で聞く) |
- 薬の名前や飲み方は、お薬手帳に薬剤師が書き入れてくれます。薬の説明書(薬についている紙や、薬剤師から受け取る紙)は、捨てずにすぐ読めるところに置きましょう。飲み忘れたときにどうすればよいかは、薬を受け取るときに聞いておきましょう。
- 治療費や使える制度があるかは、メモに残して病院の事務の人に確かめるとよいでしょう。
家族が付き添う場合:2人以上で聞いておくと、帰ってから内容をお互いに確かめられます。
聞き逃したときの確かめ方
- その場で聞き直す:「もう一度説明してください」と頼みましょう。基本的に、不明・不安な点をそのままにするよりは、納得がいくまで質問してかまわないとされています。時間が足りないときは、改めて説明を聞ける機会をつくってもらえないか、尋ねてみましょう。
- 看護師や病院の相談窓口に聞く:医師に聞きにくいときに使えます。窓口の名前や受け付ける内容は、病院ごとに違うことがあります。
- 薬のことは薬剤師に聞く:「かかりつけ薬剤師・薬局」を決めておくと、休日・夜間も電話などで相談できます(厚生労働省・日本薬剤師会「知っておきたい薬の知識」)。
- 次の診察で聞く:メモの⑥に書いたことを、次の診察で聞きましょう。
- 説明に納得できない・不安が残るとき:都道府県などには「医療安全支援センター」という相談窓口があり、受けた治療や説明についての疑問や不安を相談できます(厚生労働省 広報誌「厚生労働」2023年11月号 特集1)。センターでは助言や情報をもらえますが、診断はしてもらえません。聞き逃した説明の中身そのものは、病院に確かめましょう。
それでも確かめられないときは、カルテなどの診療記録を見せてもらうよう、病院に頼むこともできます(開示の請求)。頼まれた病院は、原則として応じることになっています(厚生労働省「診療情報の提供等に関する指針」)。手続きや費用は病院ごとに違うので、病院に確かめましょう。

録音したいとき:録音について決まりがある病院もあるので、先に病院に確かめましょう。例えば、入院中の病状説明を録音したいときは、事前に担当看護師に申し出るよう決めている病院があります。また、院内で許可なく録音することを禁止している病院もあります。
参考にした資料
記事の数字と条件は、次の公的な資料で確かめています。
- 北九州市「安心・納得して医療を受けるための10のポイント」(2026年9月確認)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/924_10707.html - 沖縄県医療安全相談センター「診察や医師からの説明を受けるときに注意するポイント」(2026年9月確認)
https://www.pref.okinawa.lg.jp/iryokenko/iryo/1005892/1005895/1005900.html - 厚生労働省・日本薬剤師会「知っておきたい薬の知識」(令和8年10月版・2026年10月確認)
https://www.pmda.go.jp/files/000226365.pdf - 厚生労働省「診療情報の提供等に関する指針」(2026年10月確認)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3403&dataType=1&pageNo=1 - 厚生労働省 広報誌「厚生労働 2023年11月号 特集1」(2026年9月確認)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202311_001.html - 国立病院機構 盛岡医療センター「入院のご案内」(2026年9月確認)
https://morioka.hosp.go.jp/inpatient/index.html - 国立病院機構 静岡医療センター「録音等の取扱」(2026年9月確認)
https://shizuoka-mc.hosp.go.jp/about/cnt1_00001.html - 国立がん研究センター がん情報サービス「医療者と話し合うときのヒント」(参考・2026年9月確認)
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/dia_tre_diagnosis/moshimogan02.html
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