慢性疼痛と診断された人の受診実態データ

症状検索エンジン「ユビー」のデータから、受診診療科・患者属性・症状実態を集計した一次データレポート。

武井 悠香子監修武井 悠香子新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科最終更新日 2026-06-14

⚠️ 本データはユビー利用者の自己申告に基づく一次データで、若年女性層など特定層の比率が高いバイアスを含みます。

Key Findings / このページのポイント

慢性疼痛と診断された人の5つの傾向

  • 受診先は整形外科が65.3%で最多、次いで内科が10.4%
  • 50〜60代以上に多い
  • 最も気になっていた症状は「腰が痛い」が10.0%で最多だが、多様な部位の痛みが入口となっており単一症状に偏らない
  • 診断率は9月・3月にやや高く、7月に低くなる傾向がある
  • 痛みの症状に加えて「精神的ストレス・肉体的疲労感」「意欲の低下」など、精神状態と痛みが絡み合う複合的な症状が多く報告されている
集計件数
1,000件以上
集計期間
過去3年間2023-05-01 〜 2026-04-30
免責
自己申告データであり、医療判断には使用できません
Q.01 / 受診先

Q.慢性疼痛と診断された人はどの診療科を受診した?

A.

整形外科(65.3%)への受診が圧倒的多数を占めます。かかりつけ医(内科)に相談するケースも約1割(10.4%)見られます。長引く痛みは、まず整形外科または内科への受診が一般的です。

根拠データ

ユビーで「慢性疼痛」と確定診断を回答した方の、実際に受診した診療科。

診療科割合
整形外科
65.3%
内科
10.4%
リウマチ科
2.7%
消化器内科
2.6%
外科
2.0%
脳神経外科
1.9%
ペインクリニック
1.8%
リハビリテーション科
1.7%
整形外科か内科か、あなたの症状で方向性を確認
長引く痛みの受診先は症状の部位や種類によって変わります。ユビーでは関連する病名や受診先を調べることができます。

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Q.02 / 年代・性別

Q.慢性疼痛と診断された人が多い年代・性別は?

A.

女性では60代以上(18.6%)・50代(17.9%)・40代(16.2%)が多く、中高年に多い傾向があります。男性では60代以上(10.4%)が最多で、全体を通じて中高年・高齢者に多い疾患です。

根拠データ

ユビーで「慢性疼痛」と確定診断を回答した方の、年代・性別の分布。

女性
男性
10代以下
2.4%
1.0%
20代
6.5%
1.8%
30代
7.7%
3.4%
40代
16.2%
6.3%
50代
17.9%
7.7%
60代以上
18.6%
10.4%
Q.03 / 診断率の季節性

Q.慢性疼痛の診断率が高い時期・季節はいつ?

A.

9月・3月に診断率がやや高く、7月が低めの傾向があります。ただし年間を通じた変動幅は比較的小さく、慢性疼痛は季節を問わず継続的な受診が見られます。

根拠データ

同月のユビー利用者数で正規化した診断率の月別パターン。利用者数の増減に左右されない、慢性疼痛の「濃度」の季節変化を示す。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
Q.04 / 受診前の症状

Q.慢性疼痛と診断された人が最も気になっていた症状は?

A.

最初の訴えは「腰が痛い」が10.0%で最多ですが、「全身が痛い(9.8%)」「足の痛み・腫脹(8.5%)」「肩が痛い・肩が上がらない(6.6%)」と多様な痛み部位が入口となっており、特定の一症状に偏らないことが特徴です。

根拠データ

冒頭の「最も気になる症状」を聞く質問で回答した症状を集計。

初期症状割合
腰が痛い
10.0%
全身が痛い
9.8%
足の痛み・腫脹
8.5%
肩が痛い・肩が上がらない
6.6%
膝が痛い
6.6%
手・指が痛い
5.8%
腕が痛い
4.8%
腹痛・腹部不快感
4.3%
その痛み、慢性疼痛と関係しているかもしれません
長引く痛みはユビーで関連する疾患や受診先を調べることができます。

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Q.05 / 症状の全体像

Q.慢性疼痛と診断された人が多く持っている症状は?

A.

「安静時は痛くないが動作で痛みが出現する(9.6%)」「体勢・姿勢を変えると悪化・改善する(8.7%)」「いつも痛みがある(8.1%)」のほか、「精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている(7.6%)」「意欲が低下している(3.5%)」など心理・精神面の症状も多く報告されています。

根拠データ

慢性疼痛と診断された方が、ユビーの質問で「ある」と答えた症状の出現率。ユーザーが自覚していた症状に加えてユビーの質問の深堀りで明らかになった症状の全体像。

症状出現率
安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する
9.6%
体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する
8.7%
いつも痛みがある
8.1%
精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている
7.6%
腰の痛みがある
6.8%
関節の痛みがある
6.6%
全身が痛む
4.8%
太ももが痛い
4.8%
体の表面近くではない、深いところの痛みがある
4.4%
腕が痛む
4.0%
関節のこわばり(動かしづらさ)がある
4.0%
手足の痛みがある
4.0%
意欲が低下している
3.5%
首に症状がある
3.5%
手の指関節に症状がある
3.2%
長引く痛みや疲労感・意欲低下が気になりますか?
慢性疼痛は多様な症状を伴うことがあります。ユビーで関連する疾患や受診先を調べることができます。

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Q.06 / 年代別症状(女性)

Q.慢性疼痛と診断された女性にみられる症状は、年代によってどのように異なりますか?

A.

全年代で「安静時は痛くないが動作で痛みが出現する」「体勢・姿勢を変えると悪化・改善する」「いつも痛みがある」が上位に共通します。40〜50代では精神的ストレス・肉体的疲労感が上位に加わり、50代では関節の痛みが増えてきます

根拠データ

慢性疼痛と診断された女性の、年代別症状ランキング。表示基準に満たない年代は非表示。

年代1位2位3位4位5位
10代以下安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善するいつも痛みがある太ももが痛い腰の痛みがある
20代体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善するいつも痛みがある安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている太ももが痛い
30代体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じているいつも痛みがある腰の痛みがある
40代安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善するいつも痛みがある腰の痛みがある
50代安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する関節の痛みがある精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する腰の痛みがある
60代以上いつも痛みがある安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている関節の痛みがある

※ 症状データは集計期間の一部セッションのサブセットです。

長引く痛みや疲労感を詳しくチェック
慢性疼痛は精神的ストレスとの関連も深く、年代によって症状の現れ方が異なります。ユビーで関連する受診先を調べることができます。

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Q.07 / 年代別症状(男性)

Q.慢性疼痛と診断された男性にみられる症状は、年代によってどのように異なりますか?

A.

男性でも全年代で「安静時は痛くないが動作で痛みが出現する」「体勢・姿勢を変えると悪化・改善する」が主要症状です。30〜40代では精神的ストレス・肉体的疲労感が多く、60代以上では「いつも痛みがある」が最多となり、「腰の痛みがある」「関節の痛みがある」も上位に入ります。

根拠データ

慢性疼痛と診断された男性の、年代別症状ランキング。表示基準に満たない年代は非表示。

年代1位2位3位4位5位
10代以下体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている体の表面近くではない、深いところの痛みがある太ももが痛い
20代安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現するいつも痛みがある体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する太ももが痛い精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている
30代安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善するいつも痛みがある精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている体の表面近くではない、深いところの痛みがある
40代体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現するいつも痛みがある精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている腰の痛みがある
50代安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現するいつも痛みがある体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する精神的なストレスや肉体的な疲労を感じている全身が痛む
60代以上いつも痛みがある安静時は痛くないが、立ち上がる、歩く、階段をのぼる等で痛みが出現する体勢・姿勢を変えると症状が悪化、もしくは改善する腰の痛みがある関節の痛みがある

※ 症状データは集計期間の一部セッションのサブセットです。

長引く痛みや動作時の痛みを詳しくチェック
慢性疼痛は年代によって症状の現れ方が異なります。ユビーで関連する受診先を調べることができます。

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Q.08 / 集計方法

Q.このレポートはどのように作成されている?

A.

データブックで提供されているデータは、Ubie株式会社が症状検索エンジン「ユビー」の回答を集計した一次データに医師が解釈したコメントを追加して作成しています。ユビー利用者の自己申告に基づく一次データであり、若年女性層など特定層の比率が高い等のバイアスを含むため、一般人口の結果とは異なります。データブックで提供されているデータはどれも、1,000件以上のデータに基づき集計されており、すべて十分な匿名化を行った上で公開しています。

データソース
ユビーで回答されたデータ
集計期間
過去3年間
サンプル数
1,000件以上
対象
受診後ユビー利用時に「慢性疼痛」と確定診断を自己申告した方
留意事項
  • インターネット利用者・若年・女性・都市部の比率が高く、日本全体の患者分布とは異なるバイアスが含まれます
  • 確定診断は受診後の自己申告であり、医師による確定診断の記録とは異なります
  • 十分な回答数に満たないグループは匿名性保護のため非表示にしています

慢性疼痛について

慢性疼痛の症状・原因・治療法など、疾患の詳細についてはユビー病気のQ&Aで解説しています。

ユビー病気のQ&A:慢性疼痛について詳しく見る
武井 悠香子
監修医師コメント
武井 悠香子 新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科

慢性疼痛は3ヶ月以上続く痛みの総称で、データが示す通り50〜60代以上に多く、整形外科への受診が最多となっています。身体的な要因だけでなく、精神的ストレスや睡眠の質も痛みの感受性に影響します。長期化した痛みには多角的なアプローチが有効です。症状が長く続く場合はペインクリニックや専門外来への相談もご検討ください。

長引く痛みが気になりますか?

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