ヘルスリテラシー、デジタルヘルスリテラシーを高めるには、どうしたらよいですか?
信頼できる情報源を知り、複数の情報を比較し、疑問は専門家に相談する習慣をつけること、併せて健康教育やわかりやすいコミュニケーション、デジタルツールの設計も重要です。
ヘルスリテラシーを高めるためには、信頼できる情報源を知ること、複数の情報を比較すること、疑問は専門家に相談すること、批判的に考えることが重要です。
加えて、デジタルヘルスリテラシーを高めるためには、デジタルリテラシー(デジタル機器やインターネットを使いこなす力)や、情報評価能力(情報の真偽を見抜く力)の向上も重要です(van Kessel et al.2022)。
スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器の操作方法や、インターネットでの情報検索の仕方を学ぶ機会を提供するとともに、インターネット上で得られる健康情報が信頼できるかどうかを、見極めるためのスキルを身につける必要があります。
これらは個人のスキルだけでなく、情報を提供する側の努力も重要です。
健康教育の推進とコミュニケーションの改善も重要であり(Nutbeam,2000)、一人ひとりが健康について学びやすい環境づくりが求められます。
ほかにも、医療従事者と患者さんの間のコミュニケーションを円滑にし、患者さんが理解しやすい言葉で情報を提供するように努めることも大切です。
ウェブサイトやアプリなどのデジタルヘルスツールは、誰でも使いやすいように設計され、信頼できる情報を提供する必要があります。
具体的にできることとして、次の点が重要です。
- 厚生労働省や医療機関のウェブサイト含め、公的機関や専門家による情報を参考にする
- 情報の発信元を確認する習慣をつける
- ひとつの情報だけでなく、複数の情報源を比較し、多角的に判断する
- 不安なことは自己判断せず、医師や薬剤師等の専門家に相談すること
- 「本当にそう?」「自分に当てはまる?」と、情報を鵜呑みにせず、一歩引いて考える習慣を身につける
- 日々の健康関連データを蓄積し、定期的に見返す
そのためにも、データ蓄積や情報収集に役立つ、自分に合った使いやすいデジタルヘルスツールを見つけるとよいでしょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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