テデュグルチド(遺伝子組換え)(レベスティブⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬は、短腸症候群の治療に使用されます。
テデュグルチド(遺伝子組換え)(レベスティブⓇ)は、体内で栄養の吸収を助ける「グルカゴン様ペプチド-2(GLP-2)」という物質に似た働きをする「GLP-2アナログ製剤」と呼ばれるグループに属するお薬です。
短腸症候群の患者さんでは、腸が短くなっているため、栄養が十分に吸収できません。このお薬は、GLP-2の受容体という部分に結合して、腸の細胞が活動するための「サイン」を活発にします。これにより、栄養分の吸収を助け、また、腸の壁(粘膜)をよい状態に保ち、傷ついた部分を修復することにつながります。
このお薬は、腸が徐々に慣れてくる期間(腸管の順応期間)を経て、点滴による栄養補給(経静脈栄養)の量や水分補給の量が安定した、あるいはそれ以上減らすことが難しいと判断された患者さんに処方されます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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