持田製薬株式会社
オンボー皮下注100mgオートインジェクターの薬剤情報・副作用
オンボー皮下注は潰瘍性大腸炎の治療に使用されます。体の免疫応答を調節するIL-12という物質の働きを抑えることで、炎症を抑えます。上気道炎にかかりやすくなる、頭痛などの症状が出ることがあります。また肝臓の数値など血液の異常を生じることがあります。異常を感じる際には医師に相談するようにしましょう。
総称(一般名) | オンボー(ミリキズマブ) |
用法および用量 | 潰瘍性大腸炎:初回に点滴での治療を行い、その後は4週間隔で200mgを皮下に注射します。 |
効能または効果 | 体の免疫応答を調節するIL-12およびIL-23という物質の働きを抑えることによって炎症を改善します。 |
薬の値段(薬価) | オンボー皮下注100mgオートインジェクターの薬価は、126798円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックではありません。 |
注意事項 | 以下の場合は使用ができません。 ・重度の感染症や活動性の結核がある場合 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・薬や食べ物のアレルギーがある。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
オンボー皮下注100mgオートインジェクターのお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、オンボー皮下注100mgオートインジェクターを使用される患者さんの理解と協力が必要です。
注射薬
2023年6月作成
主成分 | ミリキズマブ(遺伝子組換え) |
剤形 | 注射剤 |
シート記載など | - |
オンボー皮下注100mgオートインジェクターの作用と効果について
ヒト化抗ヒトインターロイキン(IL)-23p19モノクローナル抗体製剤で、炎症にかかわるヒトIL-23のp19に結合し、IL-23の働きを抑えることにより、症状を改善します。
通常、中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)に用いられます。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 感染症またはその疑いがある。
- 活動性結核がある、結核の既往歴またはその疑いがある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は、ミリキズマブ(遺伝子組換え)の点滴静注製剤を導入療法として、初回、4週、8週に注射します。12週後に、本剤を皮下に注射し、以降は4週間隔で皮下に注射します。効果を見ながら長期間使用する場合があります。
この注射の使用前に問診、胸部X線検査、インターフェロンγ遊離試験またはツベルクリン反応検査、適宜胸部CT検査などを行うことがあります。
生活上の注意
- 使用期間中に胸部X線検査などを定期的に行うことがあります。
- 結核を疑う症状(持続する咳、体重減少、発熱など)や感染症の症状がある場合は、医師に相談してください。
- この注射を使用中に定期的に肝臓の働きを調べることがあります。
- その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、注射部位反応、上気道感染、頭痛、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 発熱、寒気、体がだるい[重篤な感染症]
- 呼吸困難、発疹、目や口唇周囲の腫れ[重篤な過敏症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- この薬を使用している間は生ワクチンの接種は避けてください。
医療関係者向け添付文書
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オンボー皮下注100mgオートインジェクターに関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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