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この病気のQ&A : 19件
潰瘍性大腸炎
「潰瘍性大腸炎」とは、大腸の粘膜に炎症が起こる病気で、原因はいまだ明らかではなく、難病の一つとされています。症状としては、血便や腹痛、下痢などが見られるほか、関節痛や皮膚など腸以外にも合併症が出ることがあり、また、炎症が長年続くと大腸がんが発生してくる可能性があります。自覚症状がある場合は早めに消化器内科に相談をしましょう。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
潰瘍性大腸炎について、知りたいことを選択してください
病気について
潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎とストレスはどのような関連がありますか?
ストレスが症状を悪化させることがあります。
潰瘍性大腸炎で早死にすることはありますか?また、死亡率はどれくらいでしょうか?
発症した時に重篤な合併症がある場合は致命的になる危険性もありますが、比較的稀です。適切な治療によって症状が落ち着いていれば、一般の方と死亡率に差はないと言われています。
検査について
治療について
症状について
薬について
メサラジン(ペンタサⓇ、アサコールⓇ、リアルダⓇ)にはどのような副作用がありますか?
下痢、吐き気、食欲低下、便秘、発熱、倦怠感、肝臓や腎臓の異常などが挙げられます。
メサラジン(ペンタサⓇ、アサコールⓇ、リアルダⓇ)の作用機序はどのようなものですか?
活性酸素やロイコトリエンB4といった物質の産生を抑えることで炎症を弱める作用があります。
メサラジン(ペンタサⓇ、アサコール、リアルダⓇ)は効き始めるまでにどのくらいかかりますか?
服用してから数日〜1週間ほどで効き始めることが多いです。
メサラジン(ペンタサⓇ、アサコールⓇ、リアルダⓇ)は5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤ですか?
メサラジンは5-ASA製剤です。他にサラゾスルファピリジン(サラゾピリン®︎)も挙げられます。
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