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この病気のQ&A : 38件
潰瘍性大腸炎
「潰瘍性大腸炎」とは、大腸の粘膜に炎症が起こる病気で、原因はいまだ明らかではなく、難病の一つとされています。症状としては、血便や腹痛、下痢などが見られるほか、関節痛や皮膚など腸以外にも合併症が出ることがあり、また、炎症が長年続くと大腸がんが発生してくる可能性があります。自覚症状がある場合は早めに消化器内科に相談をしましょう。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
潰瘍性大腸炎について
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潰瘍性大腸炎の
病気について
潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか?
大腸の粘膜に炎症が起こり、ただれや潰瘍ができる病気です。
潰瘍性大腸炎ではどのような症状が見られますか?
腹痛、下痢、便に血液が混ざるなどの症状が現れます。重症化すると貧血、めまいなども起こります。
潰瘍性大腸炎になる原因は何ですか?
原因はいまだ明らかでなく、難病の一つとされています。
潰瘍性大腸炎にはどのような人がなりやすいですか?
男女差はなく、若者から高齢者まで発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎を放置するとどうなりますか?
出血したり、腸が異常に膨らんだり、腸に穴があくなど重症な合併症をおこす危険があります。
潰瘍性大腸炎は大腸がんと関係がありますか?
7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
潰瘍性大腸炎とストレスはどのような関連がありますか?
ストレスが症状を悪化させることがあります。
潰瘍性大腸炎で早死にすることはありますか?また、死亡率はどれくらいでしょうか?
発症した時に重篤な合併症がある場合は致命的になる危険性もありますが、比較的稀です。適切な治療によって症状が落ち着いていれば、一般の方と死亡率に差はないと言われています。
潰瘍性大腸炎になりやすい性格はありますか?
潰瘍性大腸炎になりやすい性格はわかっていません。部分的に遺伝的因子などが関係すると考えられています。
潰瘍性大腸炎でお腹が痛い時、痛みを和らげる方法はありますか?
症状の対処方法については、まずは医師にご相談ください。
潰瘍性大腸炎がある場合、仕事で気をつけることはありますか?
潰瘍性大腸炎では、体調管理やストレス軽減、トイレ環境の配慮が必要です。
潰瘍性大腸炎はうつりますか?
潰瘍性大腸炎は人から人にうつることはありません。
潰瘍性大腸炎の
検査について
潰瘍性大腸炎の
治療について
潰瘍性大腸炎の予防のためにできることを教えてください。
予防法は確立されていませんが、規則正しい食生活は大切だと言われています。
潰瘍性大腸炎ではどのような治療を行いますか?
おもに大腸の炎症を抑える薬で治療します。
潰瘍性大腸炎は一度治っても再発しますか?
再発する場合も多いので、薬の減量や中止については医師と相談しましょう。
潰瘍性大腸炎ではどのような食事を摂るべきですか?また、食べてはいけないものはありますか?
症状がある時は、消化によい食べ物など胃腸に負担がかからないような食事をすることが大切です。
潰瘍性大腸炎での入院期間は平均してどのくらいですか?
入院期間に関するデータはありません。病気の状況や患者さんが持つ要因などにより異なります。
潰瘍性大腸炎の
症状について
潰瘍性大腸炎にはどのような初期症状がありますか?
下痢や血便が見られます。
潰瘍性大腸炎の悪化のサインはどのようなものですか?
血便や下痢の回数が増える、あるいは発熱、貧血によるめまいや動悸などの症状があると重症化が疑われます。
潰瘍性大腸炎で見られる腹痛はどのような痛みですか?
潰瘍性大腸炎では腹痛はよく起こり、けいれん性や持続的な腹痛が起こることもあります。
潰瘍性大腸炎では疲れやすくなりますか?
はい、20~25%の方が疲れやすくなると報告しています。
潰瘍性大腸炎ではおならがよく出ますか?
はい、ガス(おなら)が発生することはよくあります。
潰瘍性大腸炎で便秘がみられることはありますか?
潰瘍性大腸炎では便秘より下痢の症状が多いですが、便秘がみられることもあります。
潰瘍性大腸炎の
診断について
薬について
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