発熱
同義語
熱がある
「発熱」とは、体温が上昇している状態のことで、一般的には37.5℃以上であることをいいます。原因は多くの場合が感染症ですが、悪性腫瘍や自己免疫疾患、薬剤なども発熱を引き起こすことがあります。症状が長引いたり、強いだるさ、息苦しさを伴う場合は、外来対応医療機関を受診しましょう。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
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高齢者は発熱しても熱が上がりにくく、食欲低下やぼんやりするなど症状がわかりにくいため、体調の変化に気づいたら早めに病院を受診しましょう。
持病がある人が発熱した場合、できるだけ早く医療機関を受診し、かかりつけの先生や病院の指示に従いましょう。
「子どもの熱は大人より心配ない」と言いきることはできません。
「発熱時には絶対安静が必要である」と明確に記載された文献は見当たりません。
「解熱剤を使うと病気の治りが遅くなる」という明確な証拠は見当たりません。
「発熱時は冷やすより温めるほうがいい」と明確に記載された文献は見当たりません。
梅雨は感染症や食中毒が増える時期なので、手洗いと食品の衛生管理が重要です。
基本的な対処方法は冬でも夏でも変わりませんが、体調をみながら必要に応じて医療機関を受診することが大切です。
海外特有の感染症にかかっている可能性があるため、自己判断せず、すぐに医療機関を受診しましょう。
発熱原因により出席停止期間の基準が定められています。
熱が下がったあとも1日は様子を見て、咳や倦怠感などが残っていないか確認してからの出社が推奨されています。
親子で同時に発熱したときは、マスクの着用や換気を行い、家庭内感染の広がりを防ぎましょう。
発熱時は外出を控え安静にし、重い症状や持病がある場合は早めに病院を受診しましょう。
熱が下がっても疲れが続く場合は、無理せず長引く場合は病院を受診しましょう。
熱が下がったかどうかだけでなく、全身の体調がしっかり回復しているかどうかを確認することが大切です。
発熱の有無だけでなく、全身の体調をふまえて判断することが大切です。
高熱時は水分をこまめにとり、食事が摂れない、息苦しいときは医師に相談をしましょう。
発熱時に備えて、日頃から食料品や日用品の準備、緊急連絡先の確認をしておきましょう。
熱が下がった直後は、激しい運動をせずに、まずは軽い散歩やストレッチから始めると安心です。
麦茶や水、経口補水液、スポーツドリンク、うすい食塩水(0.1~0.2%)などがおすすめです。
はい、あります。
発熱時は、体温・症状・薬の3点を記録しましょう。
発熱したらまず仕事を中断し、上司に報告しましょう。
汗をかいたらすぐにパジャマや寝具を交換しましょう。
発熱で眠れないときは、解熱鎮痛薬を使うと眠りやすくなることがあります。
1時間に1〜2回、10分程度の換気が望ましいです。
ストレスが原因で体温調節機構に不調をきたし、発熱を感じる場合があります。
かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、細菌性副鼻腔炎などの感染症が特に考えられます。
感染症、自己免疫系の病気、がん、炎症性疾患、薬剤による発熱などが考えられます。
感染症や自己免疫系の病気、血液の病気などが考えられます。
感染症、自己免疫系の病気、リンパ腫、薬剤熱などが考えられます。
一定間隔で周期的に発熱を繰り返す症状で、一部は「自己炎症性疾患」によって起こります。
感染症、がん、自己免疫疾患、心因性の発熱などが考えられます。
風邪や新型コロナウイルス感染症、副鼻腔炎、髄膜炎、脳腫瘍が考えられます。
細菌やウイルスによる感染性胃腸炎が考えられます。
多くの場合は感染症が原因ですが、悪性腫瘍や自己免疫疾患、薬などが発熱を引き起こすこともあります。
症状について
ビタミンCをたくさん摂っても風邪による発熱を確実に防ぐことはできません。
発熱時は、体重1kgあたり40〜50mLの水分摂取が推奨されています。
はい。寒気がおさまり、多量の汗をかくことです。
一般的には37.5℃以上を発熱、38℃以上を高熱と定義しますが、微熱の定義ははっきりしていません。
症状検索エンジン「ユビー」でも質問に答えるだけでセルフチェックができます。
正常な変化の範囲を超えて体温が上昇している状態のことです。
受診について
はい、避けるべきです。
健康保険証や診察券、お薬手帳を準備しておくと安心です。
発熱が長引く場合には、風邪ではなく他に原因がある可能性もあるため、一度受診をおすすめします。
感染症の拡大を予防するために設置されている、発熱症状のある方専用の外来です。
耳鼻科や内科、小児科のうち、「外来対応医療機関」となっている病院を受診しましょう。症状が長引く時や、強いだるさや息苦しさを伴う時は受診をおすすめします。
治療について
検査について
薬について
個人差があるため、一概に何℃とは言えません。熱や体のだるさがある場合に服用しましょう。
状況によります。医師から処方を受けている場合は自己判断はせず、薬の変更について相談しましょう。
症状、体格、年齢などの状況によって異なります。
4~6時間空けて服用しましょう。
4~6時間とされています。
30分程度とされています。
頻度は高くありませんが、肝障害や消化器症状が出ることがあります。
製品名は異なりますが、アセトアミノフェンを主な有効成分としたお薬は市販されており、薬局等で購入できます。
何か対応が必要になることは多くないですが、気になる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
アセトアミノフェンの含有量が違います。症状、体格、年齢などの状況によって使い分けます。
アセトアミノフェンやロキソプロフェンを成分に含む市販薬などが発熱や痛みに効果的です。
(参考文献)
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