発熱後の喉の痛みが異質です。再受診すべきでしょうか?
40代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。発熱があって病院でインフルエンザや新型コロナウイルスの検査を受けたけれど、どちらも陰性だったんですね。そして、解熱剤や咳止めなどを処方されたとのこと。発熱は治まったけれど、喉の痛みが続いていて、いつもとは違う痛み方なので心配されているんですね。
発熱のあとに喉の痛みが残ることはよくありますが、痛みの感じ方が普段と違うのであれば、他の原因も考えられます。今回の症状について、いくつかの可能性を考えてみましょう。
【考えられる原因】
1. ウイルス性の喉の炎症
発熱と一緒に起こることが多いですが、熱が下がったあとも痛みが続くことがあります。処方された薬は炎症を抑えるものなので、医師もこの可能性を考えているかもしれません。
2. 細菌による喉の炎症
ウイルス性とは違って、喉に白い膿が見えることが多いです。この場合、抗生物質が必要になることがあります。
3. 溶連菌感染症
喉の痛みや発熱、発疹が出ることがあります。簡単な検査で診断できます。
4. 喉の腫瘍など
喉の奥にできる腫瘍で、初期には喉の痛みや違和感があります。進行すると声がかれたり、飲み込みにくくなったりします。
【次にできること】
1. 専門医の受診
喉の痛みをしっかり診てもらうために、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。専門的な機器で詳しく調べてもらえます。
2. 様子を見る
処方された薬を飲みきって、安静に過ごしてみましょう。痛みが改善しない場合は、もう一度病院を訪ねてください。
3. 水分をしっかり摂る
喉が乾燥すると痛みがひどくなるので、こまめに水分を摂るようにしましょう。
4. うがいをする
うがい薬やぬるま湯でうがいをすると、喉の炎症が和らぐことがあります。
【まとめ】
発熱後の喉の痛みがいつもと違う場合、いくつかの原因が考えられます。耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。お近くの病院を探して、ぜひ受診してみてくださいね。どうぞお大事にしてください。
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