右足の裏の痛みと不整脈、潰瘍性大腸炎治療中です。対処法について相談させてください。
70代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。右足の中指と薬指の付け根がとても痛くて、裸足で歩くのが難しいとのこと、本当に大変ですね。これまで治療を受けても改善が見られず、中敷きで対処しているとのこと、不安なお気持ち、よくわかります。
右足の指の付け根の痛みには、いくつかの原因が考えられます。これまでの治療で効果がなかった場合、原因を詳しく調べて、適切な対処法を見つけることが大切です。
【考えられる原因】
1. モートン病
足の指の付け根の神経が圧迫されて炎症を起こし、痛みやしびれが生じることがあります。特に中指と薬指の間でよく見られ、裸足や薄い靴底の靴で症状が悪化しやすいです。
2. 中足骨への負担
足の指の付け根の骨に負担がかかり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。歩き方や足の形、合わない靴が原因になることもあります。
3. 関節炎
足の指の付け根の関節に炎症が起こることがあります。変形性関節症や痛風が考えられ、痛風は特に激しい痛みを伴うことがあります。
4. 疲労骨折
繰り返しの負担で骨にひびが入ることがあります。
5. 足底筋膜炎
足の裏の筋膜が炎症を起こし、かかと周辺から指の付け根まで痛みが広がることがあります。
【対処法】
これまでの治療で効果がなかった場合、以下の方法を考えてみてください。
1. 整形外科での再評価
これまでの治療内容や検査結果を持参し、別の整形外科を受診することを考えてみましょう。痛みの場所やどんな時に痛むかを詳しく伝えて、改めて診断してもらうことが大切です。必要に応じて、超音波検査やMRI検査を受けることで、原因が見つかるかもしれません。
2. 足の専門医の受診
足の病気に詳しい専門医に診てもらうことで、より専門的な診断や治療法が期待できます。これまでの治療で改善が見られない場合、専門医の意見を聞くことは有効です。
3. 中敷きの見直し
現在使用している中敷きが症状に合っているか再評価が必要です。足の専門医や義肢装具士に相談し、足の形や歩き方に合わせたオーダーメイドの中敷きを作成することも考えてみてください。
4. 薬の使用
痛みが強い場合は、適切な鎮痛剤の使用を検討します。これまでの治療で効果がなかった薬以外の選択肢があるか、医師に相談してみましょう。
5. 注射療法
痛みの原因によっては、局所麻酔薬やステロイドの注射が有効な場合があります。
6. 手術の検討
保存療法で改善が得られない場合、手術が選択肢になることもあります。手術が必要かどうかは、専門医とよく相談して決めましょう。
【まとめ】
右足の指の付け根の痛みには、さまざまな原因が考えられます。これまでの治療で改善が見られない場合は、整形外科を再受診し、必要に応じて精密検査を受けることをお勧めします。足の専門医に診てもらうと、より専門的な診断と治療が期待できます。また、中敷きが合っているか再評価し、オーダーメイドの中敷きも検討すると良いでしょう。痛みの程度に応じて、薬や注射、手術なども選択肢となりますので、医師とよく相談しながら、ご自身に合った対処法を見つけていきましょう。
どうぞお大事になさってください。お力になれることがあれば、いつでもご相談くださいね。
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