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この病気のQ&A : 39

ふくびくうえん

副鼻腔炎

同義語

蓄膿症

副鼻腔炎とは、鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気で、鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。症状が長引く場合や気になる場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

真生会富山病院 耳鼻咽喉科

阿河 光治 監修

副鼻腔炎について、知りたいことを選択してください

おすすめのQ&A

本当に蓄膿症(副鼻腔炎)が原因?目の下の痛みと頬の腫れが悪化、抗生物質で治らないのはなぜでしょうか?

耳鼻咽喉科で蓄膿症と言われ、抗生物質を飲み始めて3日経ちますが、目の下や頬の腫れがひどくなっています。本当に蓄膿症が原因か不安です。鼻水や鼻詰まり、イヤな臭いはありません。どうしたら良いでしょうか?

質問者のイラスト

40代 / 女性

ご相談ありがとうございます。目の下あたりの痛みや頬の腫れが続いているとのこと、心配ですね。

蓄膿症について

まず、蓄膿症(副鼻腔炎)は、副鼻腔に炎症が起こることで、鼻水や鼻詰まり、顔の痛みや圧迫感が主な症状です。しかし、鼻水や鼻詰まりがない場合でも、副鼻腔炎が原因である可能性はあります。

ただし、抗生物質を飲み始めてから3日経っても症状が悪化している場合、他の原因も考慮する必要があります。例えば、目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)や歯の感染症なども考えられます。これらの状態は早急な治療が必要です。

以下のような場合、すぐに医療機関を受診することをお勧めします

  • 目の周りの腫れが急激に悪化している
  • 視力の低下や視界がぼやける
  • 高熱が続く
  • 顔の片側だけが腫れている

これらの症状は、重篤な感染症や他の深刻な問題を示唆する可能性があります。早期に適切な診断と治療を受けることが重要です。 また、抗生物質が効かない場合、抗生物質の種類が適切でない可能性もあります。医師に再度相談し、必要に応じて他の検査や治療法を検討してもらうことが大切です。

まとめ

目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、副鼻腔炎以外の原因や薬が効いていない可能性も考えられます。特に視力の低下や高熱が続く場合は、早急に医療機関を受診してください。いづれにせよ医師に再度相談し、診察を受けて、他の検査や治療法を検討してもらうことが重要です。 お近くの耳鼻咽喉科は、こちらから検索できますのでご活用ください。

医師の回答を見る

喉の痛み、鼻水、耳のこもり感が続くなどの症状があり、糖尿病で通院中の私は何科を受診すべきでしょうか?

こんにちは。6月4日から喉の痛みが始まり、7日頃から鼻水が出て、左耳がぼーっとして声がこもるようになりました。風邪や花粉症の薬を試しましたが、効果がありません。糖尿病も治療中です。どの科を受診すれば良いか教えてください。お願いします。

質問者のイラスト

60代 / 女性

ご相談いただきありがとうございます。 喉の痛みや鼻水、耳のこもり感が続いているとのこと、大変お辛い状況ですね。まず、これらの症状が続いている場合、いくつかの可能性が考えられます。

1. ウイルス性または細菌性の感染症

喉の痛みや鼻水は風邪やインフルエンザなどのウイルス性の感染症、または細菌性の感染症が原因であることが多いです。 またそうした感染症にともなって、耳管機能障害の機能を障害することもあります。これは耳と喉をつなぐ耳管がうまく機能しないために耳がこもることなどがあります。

2.アレルギー

花粉症や他のアレルギー反応も同様の症状を引き起こすことがあります。

3. 副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻水が続き、耳がこもる感じがある場合、副鼻腔炎や中耳炎の可能性も考えられます。副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こすことで、鼻水や喉の痛み、耳のこもり感を引き起こします。中耳炎は耳の中で細菌が増殖したり、内圧の変化をしたりして、聞こえる音の変化を引き起こします。

糖尿病をお持ちの方は免疫力が低下していることがあり、感染症がときに重篤化します。症状が続く、悪化する場合には早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。耳鼻咽喉科では、喉や鼻、耳の状態を詳しく調べることができ、適切な治療を受けることができます。

受診の目安としては以下に注意しましょう

  • 症状が1週間以上続いている場合
  • 痛みが強くなっている場合
  • 発熱が続いている場合
  • 耳のこもり感が改善しない場合
  • これらの状況は、感染症が重篤化している可能性や他の疾患が隠れている可能性があるため、早めの受診が重要です。

まとめ

耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。お近くの耳鼻咽喉科は、こちらから検索できますのでご活用ください。

医師の回答を見る

病気について

受診について

検査について

治療について

副鼻腔炎は、一般的にどのような治療を行いますか?

抗菌薬や薬の吸入による治療が中心になることが多いです。

副鼻腔炎の治療開始から治るまでの流れを教えてください。

経過観察もしくは抗菌薬の投与で治ることが多いです。

副鼻腔炎は自然に治りますか?

自然に治るものが多いですが、抗生剤を飲んだほうがいい場合もあります。

副鼻腔炎を自宅で治す方法はありますか?

症状が軽ければ、市販の鼻洗浄キットや点鼻薬を使ってセルフケアできる場合があります。

どのくらいの期間で副鼻腔炎は治りますか?

急性のものは治るまでに1ヶ月程度、慢性化したものは2~3ヶ月かかります。

副鼻腔炎が繰り返し発症したり、なかなか治りにくい場合はどうしたら良いですか?

手術をしたほうがいい可能性もあるので、まずは近くの耳鼻科を受診してみましょう。

副鼻腔炎(蓄膿症)で日常生活でやってはいけないことはありますか?

鼻をすする・ほじるなどの行動は控えましょう。

副鼻腔炎の予防法はありますか?

できるだけ風邪をひかないこと、風邪をひいても長引かせないことが大切です。

副鼻腔炎の薬が効かない場合はどうしたらよいですか?

薬を飲んだり吸入したりしてもよくならない場合、手術を検討します。

副鼻腔炎にヤクルトは効きますか?

現在のところ、ヤクルトが副鼻腔炎に効くという十分な根拠はありません。

薬について

副鼻腔炎は、主にどのような薬を飲んで治療しますか? また、副作用はありますか?

抗菌薬を飲んで治療することが多いです。下痢の副作用が出ることがあります。

副鼻腔炎の薬はいつまで飲む必要がありますか?

炎症が慢性化している場合、抗菌薬を数ヶ月間内服することがあります。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)の値段(薬価)はいくらですか?

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)の値段は、1本あたり約59,000円で、自己負担額は3割負担で約17,000円となります。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)に副作用はありますか?

薬を注射した後の注射部位反応や、まれではありますがアナフェラキシーの副作用の報告があります。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)はいつやめたら良いですか?

有効性を維持するためにはデュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)を継続する必要があります。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)の効果について教えてください。

IL-4/IL-13シグナル伝達を阻害することでアレルギー性の炎症を抑えることができます。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)はやめたらどうなりますか?

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)をやめた場合、一度改善した症状が悪化する可能性があります。

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)が効かないのですが、効くまでにどのくらいかかりますか?

デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)が効くまでの時間は個人差がありますが、多くの場合、数週間から数ヶ月かかることがあります。

ラスクフロキサシン塩酸塩(ラスビックⓇ)の強さはどのくらいですか?

同じ種類の他のお薬よりも少ない用量で効果が期待できます。

ラスクフロキサシン塩酸塩(ラスビックⓇ)の特徴はなんですか?

他の同系統のお薬よりも、副作用が少ないという特徴があります。

ラスクフロキサシン塩酸塩(ラスビックⓇ)にはどのような効き目がありますか?

感染症の原因である菌を殺し、感染症の症状を治す効果があります。

ラスクフロキサシン塩酸塩(ラスビックⓇ)にはどのような副作用がありますか?

従来の同系統のお薬よりも副作用は少ないですが、下痢や白血球数減少などの副作用があります。

症状について

医師向け

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