副鼻腔炎
副鼻腔炎とは、鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気で、鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。症状が長引く場合や気になる場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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もっと見る病気について
鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気です。
糖尿病やぜんそくなどの持病があるとなりやすいと言われています。
ウイルスや細菌、アレルギーなどが原因になります。
副鼻腔の炎症が目や脳にまでじかに及んで合併症を引き起こすことがあります。
いずれもほぼ同じものを指す言葉です。
鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。
鼻水がのどに垂れる感じが続く場合、慢性上咽頭炎の疑いがあります。
副鼻腔炎が他人にうつることはありません。
副鼻腔炎には局所療法や薬物療法、手術などさまざまな治療選択肢があります。まずは近くの耳鼻科を受診してみましょう。
副鼻腔内の慢性的な炎症により、細菌感染などのきっかけで炎症が増悪しやすくなっているためです。
10代や20代の若年層でも鼻副鼻腔炎になりリスクはあります。
花粉症による鼻粘膜の腫れなどが原因で副鼻腔炎になることはあります。
産婦人科の主治医に相談の上、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
ストレスが間接的に副鼻腔炎のリスクを高めることはあります。
気管支炎と副鼻腔炎は密接に関連しています。
解説欄をご参照ください。
受診について
検査について
治療について
抗菌薬や薬の吸入による治療が中心になることが多いです。
経過観察もしくは抗菌薬の投与で治ることが多いです。
自然に治るものが多いですが、抗生剤を飲んだほうがいい場合もあります。
症状が軽ければ、市販の鼻洗浄キットや点鼻薬を使ってセルフケアできる場合があります。
急性のものは治るまでに1ヶ月程度、慢性化したものは2~3ヶ月かかります。
手術をしたほうがいい可能性もあるので、まずは近くの耳鼻科を受診してみましょう。
鼻をすする・ほじるなどの行動は控えましょう。
できるだけ風邪をひかないこと、風邪をひいても長引かせないことが大切です。
薬を飲んだり吸入したりしてもよくならない場合、手術を検討します。
現在のところ、ヤクルトが副鼻腔炎に効くという十分な根拠はありません。
副鼻腔炎そのものが喉の痛みを引き起こすことはありません。通常は副鼻腔以外に、喉の痛みを引き起こす原因があると考えます。
局所療法や薬物療法、場合によっては再度手術を行います。
最近では、鼻副鼻腔炎の治療に鼻洗浄が補助的な治療として推奨されています。
内視鏡を使った手術を行い、入院期間は約1週間程度であることが多いです。
再発の可能性や手術合併症のリスクがあります。
過去に鼻副鼻腔炎の手術による死亡例が報告されており、後遺症が残る可能性も考えられます。
手術後の痛みや出血はそれぞれ数日から1週間程度続くことがあります。
バナナが直接的に鼻副鼻腔炎を治すということはありません。
蒸しタオルや加湿器を使用することで痛みを緩和できることがあります。
適切に鼻をかんで膿を出すことは大切です。鼻を頻回にすすると中耳炎のリスクになります。
適量であれば問題ないことが多いですが、薬を内服している場合には医師または薬剤師に相談しましょう。
副鼻腔炎で馬油の使用を推奨することは一般的にはありません。
迎香や合谷といったツボがあることが知られています。
有効です。
ありません。
薬を内服している方は注意が必要な場合があります。
症状について
膿の溜まった場所によって、おでこや目の奥などに痛みが生じ、頭が痛いと感じることがあります。
副鼻腔炎によって発熱することもあります。
医療機関を受診して適切な治療方針を立てることが早く治すためには重要です。
副鼻腔炎による目の合併症が重症化すると失明する可能性もあります。
適切な治療を受ければ視力が治療前より回復することもあります。
解説欄のイラストをご参照ください。
鼻づまりや鼻水の改善などがあります。
鼻の穴の中や奥、鼻息が臭く、膿性の鼻水も出ている場合は鼻副鼻腔炎の可能性もあります。
白血球や微生物の死骸が臭いの原因となっている可能性があります。
鼻副鼻腔炎による膿の臭いは、腐敗臭や生ゴミのような臭いに例えられることがあります。
「匂いがしない」、「匂いがわからない」は鼻副鼻腔炎の主症状です。
近くにいる人にも膿の臭いが伝わる可能性があります。
まれではありますが、膿が目の周囲などにたまることで顔が腫れる可能性があります。
鼻副鼻腔炎による、鼻づまりや後鼻漏が起因して口臭が悪化する可能性はあります。
鼻副鼻腔炎が治る過程で、もともと黄色かった鼻水が白〜透明になっていきます。
鼻粘膜の傷や炎症が原因のことが多いです。
副鼻腔炎の治療で使用する抗菌薬の副作用で下痢になることがあります。
発熱前に寒気がみられることはありますが、関節痛は一般的ではありません。
風邪やアレルギー、鼻副鼻腔炎などが挙げられますが、それぞれに適した対処法があります。
たまった膿が副鼻腔を圧迫するためです。
鼻や副鼻腔で細菌やウイルスを排除しようとする反応の結果、黄色いネバネバした鼻水が出ます。
薬について
抗菌薬を飲んで治療することが多いです。下痢の副作用が出ることがあります。
炎症が慢性化している場合、抗菌薬を数ヶ月間内服することがあります。
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(参考文献)
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