副鼻腔炎の場合、鼻水で顔が痛くなるのはなぜですか?
たまった膿が副鼻腔を圧迫するためです。
副鼻腔炎では、ほほ(上顎洞)やおでこ(前頭洞)、目と目の間(篩骨洞)、目の奥(蝶形骨洞)にある副鼻腔という空洞に炎症を起こして膿がたまります。
副鼻腔が炎症や腫れにより閉塞し、粘液や膿が正常に排出されなくなると、内部に圧力がかかります。この圧力が顔や額、目の周りに痛みを感じさせます。
また、副鼻腔内の粘膜が炎症を起こすと、周辺の神経が刺激され、顔や頭部に痛みが伝わりやすくなります。副鼻腔内は神経が多く集まっているため、炎症によるわずかな圧力でも強い痛みを感じることがあります。
これらの痛みは、副鼻腔の圧力が軽減されない限り続くため、副鼻腔炎の治療で排出を促し、炎症を抑えることが重要です。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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