本当に蓄膿症(副鼻腔炎)が原因?目の下の痛みと頬の腫れが悪化、抗生物質で治らないのはなぜでしょうか?
40代・女性のご相談
耳鼻咽喉科で蓄膿症と言われ、抗生物質を飲み始めて3日経ちますが、目の下や頬の腫れがひどくなっています。本当に蓄膿症が原因か不安です。鼻水や鼻詰まり、イヤな臭いはありません。どうしたら良いでしょうか?
ご相談ありがとうございます。目の下あたりの痛みや頬の腫れが続いているとのこと、心配ですね。
蓄膿症について
まず、蓄膿症(副鼻腔炎)は、副鼻腔に炎症が起こることで、鼻水や鼻詰まり、顔の痛みや圧迫感が主な症状です。しかし、鼻水や鼻詰まりがない場合でも、副鼻腔炎が原因である可能性はあります。
ただし、抗生物質を飲み始めてから3日経っても症状が悪化している場合、他の原因も考慮する必要があります。例えば、目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)や歯の感染症なども考えられます。これらの状態は早急な治療が必要です。
以下のような場合、すぐに医療機関を受診することをお勧めします
- 目の周りの腫れが急激に悪化している
- 視力の低下や視界がぼやける
- 高熱が続く
- 顔の片側だけが腫れている
これらの症状は、重篤な感染症や他の深刻な問題を示唆する可能性があります。早期に適切な診断と治療を受けることが重要です。 また、抗生物質が効かない場合、抗生物質の種類が適切でない可能性もあります。医師に再度相談し、必要に応じて他の検査や治療法を検討してもらうことが大切です。
まとめ
目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、副鼻腔炎以外の原因や薬が効いていない可能性も考えられます。特に視力の低下や高熱が続く場合は、早急に医療機関を受診してください。いづれにせよ医師に再度相談し、診察を受けて、他の検査や治療法を検討してもらうことが重要です。 お近くの耳鼻咽喉科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
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