公開日:
最終更新日:
副鼻腔炎ではどのような症状が見られますか?
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。
副鼻腔に炎症が起こることで
- 鼻づまり
- においのするドロッとした黄色い鼻汁
- 口呼吸
- ほほや鼻の周囲、額の痛み
- 顔やまぶたの腫れ
- 発熱
などの症状が出ます。
慢性化すると、
- 鼻づまり
- ドロッとした鼻汁
- 頭の重たい感じ
- 嗅覚の障害
などが続きます。
本当に蓄膿症(副鼻腔炎)が原因?目の下の痛みと頬の腫れが悪化、抗生物質で治らないのはなぜでしょうか?
耳鼻咽喉科で蓄膿症と言われ、抗生物質を飲み始めて3日経ちますが、目の下や頬の腫れがひどくなっています。本当に蓄膿症が原因か不安です。鼻水や鼻詰まり、イヤな臭いはありません。どうしたら良いでしょうか?
40代 / 女性
ご相談ありがとうございます。目の下あたりの痛みや頬の腫れが続いているとのこと、心配ですね。
蓄膿症について
まず、蓄膿症(副鼻腔炎)は、副鼻腔に炎症が起こることで、鼻水や鼻詰まり、顔の痛みや圧迫感が主な症状です。しかし、鼻水や鼻詰まりがない場合でも、副鼻腔炎が原因である可能性はあります。
ただし、抗生物質を飲み始めてから3日経っても症状が悪化している場合、他の原因も考慮する必要があります。例えば、目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)や歯の感染症なども考えられます。これらの状態は早急な治療が必要です。
以下のような場合、すぐに医療機関を受診することをお勧めします
- 目の周りの腫れが急激に悪化している
- 視力の低下や視界がぼやける
- 高熱が続く
- 顔の片側だけが腫れている
これらの症状は、重篤な感染症や他の深刻な問題を示唆する可能性があります。早期に適切な診断と治療を受けることが重要です。 また、抗生物質が効かない場合、抗生物質の種類が適切でない可能性もあります。医師に再度相談し、必要に応じて他の検査や治療法を検討してもらうことが大切です。
まとめ
目の周りや頬の腫れが酷くなっている場合、副鼻腔炎以外の原因や薬が効いていない可能性も考えられます。特に視力の低下や高熱が続く場合は、早急に医療機関を受診してください。いづれにせよ医師に再度相談し、診察を受けて、他の検査や治療法を検討してもらうことが重要です。 お近くの耳鼻咽喉科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
医師の回答を見る
喉の痛み、鼻水、耳のこもり感が続くなどの症状があり、糖尿病で通院中の私は何科を受診すべきでしょうか?
こんにちは。6月4日から喉の痛みが始まり、7日頃から鼻水が出て、左耳がぼーっとして声がこもるようになりました。風邪や花粉症の薬を試しましたが、効果がありません。糖尿病も治療中です。どの科を受診すれば良いか教えてください。お願いします。
60代 / 女性
ご相談いただきありがとうございます。 喉の痛みや鼻水、耳のこもり感が続いているとのこと、大変お辛い状況ですね。まず、これらの症状が続いている場合、いくつかの可能性が考えられます。
1. ウイルス性または細菌性の感染症
喉の痛みや鼻水は風邪やインフルエンザなどのウイルス性の感染症、または細菌性の感染症が原因であることが多いです。 またそうした感染症にともなって、耳管機能障害の機能を障害することもあります。これは耳と喉をつなぐ耳管がうまく機能しないために耳がこもることなどがあります。
2.アレルギー
花粉症や他のアレルギー反応も同様の症状を引き起こすことがあります。
3. 副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻水が続き、耳がこもる感じがある場合、副鼻腔炎や中耳炎の可能性も考えられます。副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こすことで、鼻水や喉の痛み、耳のこもり感を引き起こします。中耳炎は耳の中で細菌が増殖したり、内圧の変化をしたりして、聞こえる音の変化を引き起こします。
糖尿病をお持ちの方は免疫力が低下していることがあり、感染症がときに重篤化します。症状が続く、悪化する場合には早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。耳鼻咽喉科では、喉や鼻、耳の状態を詳しく調べることができ、適切な治療を受けることができます。
受診の目安としては以下に注意しましょう
- 症状が1週間以上続いている場合
- 痛みが強くなっている場合
- 発熱が続いている場合
- 耳のこもり感が改善しない場合
- これらの状況は、感染症が重篤化している可能性や他の疾患が隠れている可能性があるため、早めの受診が重要です。
まとめ
耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。お近くの耳鼻咽喉科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
医師の回答を見る
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
他に気になることを調べたい方は
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。