10代や20代などの若年層でも副鼻腔炎になるリスクはありますか?
10代や20代の若年層でも鼻副鼻腔炎になりリスクはあります。
10代や20代の若年層でも副鼻腔炎になりリスクはあります。
副鼻腔炎には、一般的な副鼻腔炎とアレルギーの関与する好酸球性副鼻腔炎の2種類があります。
一般的な副鼻腔炎は、風邪などの上気道感染の後に鼻と副鼻腔(鼻の周りの空洞)で起こる感染症で、これは昔から「蓄膿症」として知られており、子供からお年寄りまで幅広い年齢層で見られます。
主な症状は以下の通りです。
- 膿のような鼻水が出る
- 鼻がつまる
- おでこや頬が痛くなる
- 後鼻漏(鼻水が喉の方に流れること)によって、咳が出る
このように、副鼻腔炎は風邪の後に起こることが多く、鼻や耳に関連する症状が現れます。
一方で好酸球性副鼻腔炎は、アレルギー性の病気であり主に成人以降に発症する病気と言われています。
非好酸球性副鼻腔炎が上顎洞(頬のあたりの副鼻腔)に炎症が集中するのに対し、好酸球性副鼻腔炎は篩骨洞(目の間の副鼻腔)に炎症が集中します。
主な特徴は以下の通りです。
- 鼻や副鼻腔の粘膜が腫れるため、副鼻腔内に病的な粘膜が充満する
- 鼻茸(鼻の中にできるポリープ)が形成される
- においが分かりにくくなる
- 喘息を伴うことがある
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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副鼻腔炎(蓄膿症)とはどのような病気ですか?
鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気です。
副鼻腔炎にはどのような人がなりやすいですか?
糖尿病やぜんそくなどの持病があるとなりやすいと言われています。
副鼻腔炎が発症する原因は何ですか?
ウイルスや細菌、アレルギーなどが原因になります。
副鼻腔炎を放置するとどうなりますか?
副鼻腔の炎症が目や脳にまでじかに及んで合併症を引き起こすことがあります。
副鼻腔炎と蓄膿症の違いは何でしょうか?
いずれもほぼ同じものを指す言葉です。
副鼻腔炎ではどのような症状が見られますか?
鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。
副鼻腔炎と症状が似ている他の病気はありますか?
鼻水がのどに垂れる感じが続く場合、慢性上咽頭炎の疑いがあります。
副鼻腔炎で、医療機関を受診する目安はありますか?
症状がよくなったり悪くなったりを繰り返している場合、早めに受診しましょう。
副鼻腔炎は、主にどのようにして診断しますか?
鼻の中の観察やCT検査を実施し、副鼻腔に膿がたまっているかどうかを確認します。
副鼻腔炎は、主にどのような検査を行いますか?
鼻の中に光を当てて目視でのぞいてみるほか、鼻の内視鏡やレントゲンなどの検査を行います。
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