クリンダマイシン塩酸塩(ダラシンⓇ)にはどのような副作用がありますか?
消化器系の副作用や過敏症などがあります。一部の人では偽膜性大腸炎などの重篤な大腸炎になることがあります。
クリンダマイシン塩酸塩では、以下のような副作用が報告されています。投与中は、これらの副作用の発現に十分注意する必要があります。
重大な副作用(いずれも頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎
- 薬剤性過敏症症候群
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
- 間質性肺炎、PIE症候群
- 肝機能障害、黄疸
- 急性腎障害
注射薬では上記に加えて、急速な注射による心停止(頻度不明)も報告されています。
そのほか報告されている副作用
飲み薬(いずれも頻度不明)
注射薬で報告されている副作用(いずれも0.1〜5%未満)
- 下痢、吐き気・嘔吐
- 発疹、かゆみ
- 好酸球の増加
- 注射部位が痛くなったり硬くなったりする
- 苦味を感じる
その他にも気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡してください。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
undefined
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ