気管支炎と副鼻腔炎は関係ありますか?
気管支炎と副鼻腔炎は密接に関連しています。
気管支と副鼻腔はどちらも「気道」と呼ばれる空気の通り道であり、互いに密接に関連しています。
このため、気管支炎と副鼻腔炎は「同じ気道に属する病気」として捉えられ、「ワンエアウェイワンディジーズ(One Airway、 One Disease)」という考え方で扱われます。
気道の炎症には、さまざまな種類の白血球が関与します。例えば、細菌感染で増加する好中球や、アレルギー反応で増加する好酸球です。
慢性的な好中球性の炎症が気管支と副鼻腔に同時に起こる「副鼻腔気管支症候群」、好酸球性の炎症が原因となる「好酸球性副鼻腔炎」や「喘息」といった病気も、気道全体に影響を及ぼすことが多く、気道を一貫して管理することが重要です。
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最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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副鼻腔炎(蓄膿症)とはどのような病気ですか?
鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気です。
副鼻腔炎にはどのような人がなりやすいですか?
糖尿病やぜんそくなどの持病があるとなりやすいと言われています。
副鼻腔炎が発症する原因は何ですか?
ウイルスや細菌、アレルギーなどが原因になります。
副鼻腔炎を放置するとどうなりますか?
副鼻腔の炎症が目や脳にまでじかに及んで合併症を引き起こすことがあります。
副鼻腔炎と蓄膿症の違いは何でしょうか?
いずれもほぼ同じものを指す言葉です。
副鼻腔炎ではどのような症状が見られますか?
鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。
副鼻腔炎と症状が似ている他の病気はありますか?
鼻水がのどに垂れる感じが続く場合、慢性上咽頭炎の疑いがあります。
副鼻腔炎で、医療機関を受診する目安はありますか?
症状がよくなったり悪くなったりを繰り返している場合、早めに受診しましょう。
副鼻腔炎は、主にどのようにして診断しますか?
鼻の中の観察やCT検査を実施し、副鼻腔に膿がたまっているかどうかを確認します。
副鼻腔炎は、主にどのような検査を行いますか?
鼻の中に光を当てて目視でのぞいてみるほか、鼻の内視鏡やレントゲンなどの検査を行います。
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