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この病気のQ&A : 29

きかんしぜんそく

気管支喘息

「気管支喘息」とは、気管や気管支に慢性的な炎症があり、発作的な喘鳴(ぜんめい)や息苦しさを繰り返す病気で、アレルギー体質のほか、喫煙、大気汚染、肥満、遺伝的要因など、さまざまな要因が複合的に関わって発症します。喘鳴や息苦しさを感じた場合や、咳が長引く場合は呼吸器内科、アレルギー科などを受診しましょう。

京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科

渡邉 アヤ 監修

気管支喘息について、知りたいことを選択してください

病気について

気管支喘息とはどのような病気ですか?

気管や気管支に慢性的な炎症があり、発作的な喘鳴(ぜんめい)や息苦しさを繰り返す病気です。

気管支喘息の原因は何ですか?

体質や環境などのさまざまな原因が複合し、気管支喘息を発症すると考えられています。

気管支喘息を放置するとどうなりますか?

気管支の変形が起こって肺の空気の流れが悪くなり、喘息症状が治りにくくなることがあります。

気管支喘息が原因で亡くなることはありますか?

喘息発作が原因で亡くなることもあります。発作を予防することが重要です。

気管支喘息の原因にコロナ後遺症の可能性はありますか?

新型コロナウイルス感染症がきっかけで気管支喘息発作を起こすことはあります。コロナ後遺症でよくある息切れの症状は、気管支喘息とは別物だと考えられています。

気管支喘息の発作はどのような時に起こりやすいですか?

普段の喘息治療が順調でない時や、発作を誘発するようなきっかけがあった時(アレルゲン吸入や風邪など)などに発作が起こりやすいです。

咳喘息とは何ですか?気管支喘息との違いを教えてください。

咳喘息は、症状が咳のみの「喘息の亜型」です。気管支喘息と違って息苦しさや喘鳴はありません。

症状について

受診について

診断について

治療について

薬について

主にどのような薬を飲んで気管支喘息の治療をしますか?

炎症やアレルギーを抑えたり気管支を拡張させる吸入薬・内服薬・皮下注射薬を使用して治療を行います。

テオフィリン(気管支拡張薬)の副作用はありますか?

吐き気、頭痛、動悸などが挙げられます。

薬が効かない場合や治らない場合はどうしたらよいですか?

発作治療の吸入薬を使用しても効果が得られない場合は、より強力な治療を行う必要があります。早めに受診してください。

喘息に効果のある市販薬はありますか?

一時的に咳を抑える市販薬はありますが、治療の基本となる吸入薬は市販されていません。

吸入薬は妊婦に影響がありますか?

母子ともに影響はほとんどなく、妊娠中でも使用可能です。気管支喘息を持つ方は、妊娠中も吸入薬を継続することが重要です。

サルブタモール硫酸塩(ベネトリンⓇ、サルタノールⓇ)はどのような病気に効果がありますか?

主に喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの症状を改善します。

サルブタモール硫酸塩(ベネトリンⓇ)をネブライザーで吸入する場合、どのように吸入しますか?

処方された用量の薬液を器具にセットして、噴霧が終わるまで深呼吸しながら吸入します。

サルブタモール硫酸塩(ベネトリンⓇ、サルタノールⓇ)に副作用はありますか?

はい。動悸や頭痛、手の震えなどの副作用があらわれることがあります。

サルブタモール硫酸塩(ベネトリンⓇ、サルタノールⓇ)やプロカテロール塩酸塩水和物(メプチンⓇ)はどのような時に使用しますか?

どちらの薬も喘息の発作時などに使用する薬で即効性があります。

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