気管支喘息とアトピーは関係がありますか?
気管支喘息とアトピー素因(アレルギー体質)は深く関連しています。
喘息は、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に体が過剰に反応する「アトピー型喘息」と、そうでない「非アトピー型喘息」に大きく分けられます。
アトピー型喘息は、アレルゲンに体が感作されている(アレルギー反応を起こしやすい状態になっている)ことが特徴で、血液検査でダニ、花粉、ペットの毛などに対する「特異的IgE抗体」が陽性になることでわかります。
これらのアレルゲンが体内に入ると、体内でアレルギー反応が起こり、気道の炎症や狭窄を引き起こします。
難治性の喘息の治療では、このアトピー型喘息に対して、アレルギー反応の鍵となるIgE抗体の働きを抑える「抗IgE抗体」(オマリズマブ)という薬が有効であることが報告されています。
このように、アレルギー体質は喘息の重要な要因の一つであり、治療法の選択にも影響します。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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