気管支喘息でも呼気NO検査の結果が異常なしの場合はありますか?
喘息患者さんでも呼気NO検査の結果が、正常範囲内(異常なし)となる場合はあります。
喘息患者さんでも、呼気NO検査の結果が正常範囲内(異常なし)となる場合はあります。理由としては、炎症のタイプや個人差、治療の影響などが挙げられます。
喘息の病態はさまざまで、非好酸球性の炎症を伴うタイプもあります。この場合は、呼気NOが上昇しにくいことがあります。また、吸入ステロイド薬などの抗炎症治療を受けている患者さんでは炎症が抑えられ、呼気NOが正常値になっていることもあるためです。
結果が異常なしでも、喘息が完全に否定されるわけではないため、他の検査や臨床症状も考慮して、診断や治療方針が決定されます。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
松永 和人.“気管支喘息の新しい診断ツール:呼気一酸化窒素濃度測定”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/105/6/105_950/_pdf,(参照 2025-08-13).
愛知県臨床検査標準化協議会.“愛知県臨床検査標準化ガイドライン「呼吸機能検査における標準手順書」第 2 版”.愛知県臨床検査技師会.https://www.aichi-amt.or.jp/aamt/wp-content/uploads/2024/03/aicc-guide-19.lung_function.pdf,(参照 2025-08-13).
「タイプ2炎症バイオマーカーの手引き」編集委員.“タイプ2炎症バイオマーカーの手引き”.日本呼吸器学会.https://www.jrs.or.jp/publication/file/type2_IB.pdf,(参照 2025-08-13).
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