気管支喘息でステロイドを長期使用するとどうなるのでしょうか?
ステロイド抵抗性や副作用のリスクが高まります。
ステロイドを長期使用すると、効果が弱くなるステロイド抵抗性が生じる可能性があります。これは、ステロイドが標的とする炎症経路が変化したり、ステロイドに対する感受性が低下したりすることが原因と考えられています。
また、ステロイドの長期使用は、さまざまな副作用のリスクを高める可能性があります。主な副作用としては、易感染性、血糖値の上昇、骨粗鬆症、精神症状(不眠、興奮、うつ状態など)などが挙げられます。
ステロイド抵抗性や副作用を避けるためには、喘息のフェノタイプに合わせた治療が重要です。フェノタイプとは、臨床症状、発症年齢、経過、性別、重症度、呼吸機能、画像検査、治療反応性などの指標を用いて分類された、喘息の表現型を指します。
それぞれのフェノタイプに応じて、適切な治療法を選択することで、ステロイド長期使用のリスクを軽減できる可能性があります。
近年、生物学的製剤の登場により、難治性喘息の治療選択肢が広がっています。生物学的製剤は、特定の炎症物質を標的とするため、ステロイドと比較して副作用が少ない傾向があります。ただし、生物学的製剤は高価であり、すべての患者さんに適応されるわけではありません。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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