不眠症（睡眠障害）

睡眠を十分にとることができなくなっている状態です。日中の日常生活に支障をきたす場合があります。

夜中に2回以上目が覚めてしまうようであれば、心身に影響が出る可能性が高いので、一度受診を検討してみましょう。

強いストレスやうつ病、睡眠時無呼吸症候群、痛みやかゆみを引き起こす身体の病気などが考えられます。

カフェインの摂取、寝る前の携帯電話の画面、乱れた生活リズム、ストレス、飲酒など様々な原因が考えられます。

睡眠時無呼吸症候群やうつ病、急性ストレス障害などの病気の可能性があります。

日中の眠気や倦怠感、起床時の頭痛などが見られる場合は可能性があります。

うつ病の症状の1つに自律神経の乱れによる睡眠障害があるため、可能性はあります。

女性ホルモンの変動は体温や自律神経の働きなどに影響しており、不眠症の原因にもなるとされています。

精神的なストレスが強い場合には精神科・心療内科、それ以外の場合には一般内科、耳鼻科などの受診を推奨します。

睡眠による不調が1ヶ月以上続いている場合や、1ヶ月以内でも日常生活に著しく支障をきたしている場合は受診しましょう。

いつから症状が見られるか、他の症状があるか、何か日常生活上の変化はあったかなどを、できるだけ詳しく説明しましょう。

規則正しい食事や定期的な運動で生活リズムを整えることが大切です。また、睡眠前は飲酒やカフェイン摂取を控えましょう。

特定の食べ物やサプリメントが睡眠の質の改善に役立つかは、今のところ医学的に十分証明されていません。

ストレスによって自律神経が乱れて睡眠に影響が出る可能性は、十分に考えられます。

まずは生活習慣指導を行います。その上で、必要に応じて睡眠薬、抗うつ剤、精神安定剤などが用いられます。

効果がある事も多いですが、まずは医療機関を受診しましょう。

加味帰脾湯や抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、加味逍遙散などが有効とされています。

主な副作用にふらつき、眠気、頭痛、倦怠感、吐き気や発疹、かゆみなどがあります。

ゾルピデムを長期間飲み続けると、身体が慣れて薬を止めづらくなり、「離脱症状」が現れやすくなります。

ゾルピデムを一度に飲みすぎると、昏睡などの意識障害や、呼吸困難、無呼吸といった症状が起こることがあります。

ゾルピデムには神経の活動を抑えて睡眠を促す効果があり、不眠症の治療に用いられます。

ゾルピデム（ゾルピデム酒石酸塩）は主成分の名前（一般的名称）で、マイスリーは商品名です。

眠りたくて布団に入ったのになかなか寝付けない「入眠困難」に対して効果があります。不眠症のひとつです。

主な副作用として、めまい、頭痛、発疹、吐き気、便秘、倦怠感が出ることがあります。

「ラメルテオン」は成分の名称（一般名）、「ロゼレムⓇ」は最初に開発・販売した製薬企業による商品名です。

可能性は低いです。一日中眠気がある場合、別の病気が隠れている可能性もあります。

はい。抗うつ薬などとして用いられるフルボキサミンマレイン酸塩を内服中の方や、重度の肝機能障害がある方は禁忌です。

個人差がありますが、多くの場合1時間程度で眠りにつきます。

何時間寝られるかについては、具体的なデータはありません。作用と関連する薬剤の血中濃度については解説をご覧ください。

レンボレキサント（デエビゴⓇ）は比較的、依存リスクが低いお薬です。

デエビゴは服用後30分程度で効果が出るため、就寝準備が整ってから服用するようにしましょう。

高齢者でも同量服用できますが、30分程で効果が出ることに注意してください。

大量摂取しても死亡した例はありません。適切な量だけ飲むようにしてください。

睡眠薬のランク付けは難しいですが、レンボレキサント（デエビゴⓇ）は依存性が少ないわりには効果が高い薬と言えます。

頻度として多い副作用は、眠気、頭痛、倦怠感です。

いいえ。レンボレキサント（デエビゴⓇ）を粉砕して飲むことは避けてください。