公開日

最終更新日

こうけつあつ

高血圧

「高血圧」とは、生活習慣病とも呼ばれ、血圧が高い状態が続くと全身の血管が傷つくことで動脈硬化が進んでいき、そのまま動脈硬化を放置しておくことで心筋梗塞や脳卒中といった致命的な病気に発展するおそれがあります。命にかかわる重大な病気にならないためにも、生活習慣の見直しや治療が大切です。

東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長

白石 達也 監修

おすすめのQ&A

治療について

高血圧の場合、食事や運動以外に気を付けることはありますか?

減量、節酒、禁煙が重要です。

正しく血圧を測るにはどのようにしたらいいでしょうか?

朝起きてすぐと夜寝る前の2回、安静状態で測りましょう。

血圧を下げる食べ物や飲み物の一覧はありますか?すぐに実践できる、食事で気をつけるべきポイントを教えてください。

即効性があるのは減塩食です。塩分を減らし、野菜や果物、海藻や豆・ナッツ類、全粒穀物、低脂肪乳製品を多めに摂りましょう。

高血圧の場合、どんな運動をするとよいですか?

自分に合ったレベルから始めて、徐々に習慣づけていきましょう。

血圧を下げるサプリメントには効果はありますか?

サプリメントの効果はきわめて限定的です。

どのくらいの血圧から治療すべきでしょうか?

140mmHgを超えた時点で治療を考えましょう。

治療を受けてもなかなか血圧が下がらない場合はどうしたらいいでしょうか?

薬がきちんと飲めているか、食事制限や運動がきちんとできているかを確認し、薬や病気など他の要因を調べるかどうか主治医と相談しましょう。

高血圧は市販薬でも治療できますか?

高血圧を市販薬で治療することは一般的ではありません。

高血圧はオンライン診療でも治療できますか?

高血圧はオンライン診療でも治療できます。

高血圧はジェネリック医薬品でも治療できますか?

高血圧はジェネリック医薬品でも治療できます。

高血圧の場合、診察を待たずに受診する方法はありますか?

オンライン診療で診察を受け、降圧薬を処方してもらえる場合があります。

高血圧の家族に受診を促す方法はありますか?

高血圧が原因となる重大な病気があることや、あまり受診の手間がかからないオンライン診療という手段があることを伝えてみましょう。

高血圧で入院が必要になる目安を教えてください。

高血圧だけでは入院が必要にはなりません。脳、心臓、腎臓、大血管などの臓器の異常を伴う場合は、入院が必要です。

高血圧で自覚症状がない場合も治療を受けた方がよいのですか?

はい。治療を受けたほうが良いです。

血圧が高くなったときの応急処置を教えてください。

頭痛などの症状があればすぐに受診しましょう。症状がなければ慌てずにかかりつけ医に相談しましょう。

塩分を取り過ぎたときの対処法を教えてください。ヨーグルトは効果があるのですか?

一時的な対処法はなく減塩が重要です。カリウムを含む食べ物や乳製品は高血圧のリスクを下げると報告されています。

「下の血圧」を下げる方法を教えてください。

通常の高血圧治療と同じく、『生活習慣の改善』と『適切な薬物治療』が重要です。

高血圧の予防や改善のための対策にはどのようなものがありますか?

高血圧の予防や改善には、食事、運動、禁煙などの生活習慣の改善が効果的です。

病気について

そもそも血圧とは何ですか?

血がどれだけ勢いよく体の中を巡っているのか、ということを表しています。

血圧が高い原因は何ですか?

主に食塩の摂りすぎ、肥満、運動不足、ストレス、飲酒、喫煙などの生活習慣が原因になりやすいです。

高血圧を放置するとどうなりますか?

全身の血管がボロボロになり、体のあちこちに問題が起こります。

なぜ毎日血圧を測るのでしょうか?

日によって、また朝と晩や血圧は変動するのでその平均をみて血圧の具合を判断するためです。

どのくらいの血圧だとよいのでしょうか?

家庭で125/75mmHg未満(病院で130/80mmHg未満)を目指すことが多いですが、他に病気がある場合や年齢によって上下します。

高血圧のリスク層別化はどのようにされますか?

血圧そのものと年齢、性別、脂質異常症、喫煙、糖尿病、脳血管疾患既往、腎不全などの有無で層別化されます。

血圧の降圧目標はどのように決まりますか?

年齢とリスクの有無で目標が変わります。

高血圧とはどのような病気ですか?

血圧の値が正常より高い状態のことです。一般的には血圧の測定値が140/90mmHg以上になると高血圧と診断されます。

コーヒーは血圧に悪いですか?

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには血圧を上げる作用があります。血圧の高い方は控えめにしましょう。

50代、60代の血圧の正常値はどのくらいですか?

血圧の「正常値」は、年代にかかわらず、収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満(診察室血圧)と定義されています。50〜60代の「平均値」は、収縮期血圧130mmHg、拡張期血圧75〜80mmHgくらいです。

高血圧の初診では、何をしますか?どのような検査をしますか?

高血圧が持続的であることを確認し、将来の脳心血管病のリスクを見積った上で、治療方針を決めます。健康診断のデータが手元にあれば、初診で検査を行わない場合もあります。

高血圧で命に関わる目安を教えてください。

血圧180/120mmHg以上で、脳、心臓、腎臓、大血管などが障害を受けると命に関わる恐れがあります。

血圧が高いときの寝方について教えてください。

「血圧が高いときに有効な寝方」というものはありません。血圧のために睡眠の質を改善することは重要です。

症状について

受診について

検査について

薬について

カルシウム拮抗薬の強さの比較、使い分けを教えてください。

ジヒドロピリジン系のカルシウム拮抗薬の降圧効果が強い傾向があります。飲む回数や副作用、併存症によって使い分けることがあります。

降圧剤としての利尿薬の使い分けは?(サイアザイド系について)

降圧効果の違いを参考にして使う。

高血圧の場合、薬はずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?

食事や運動に気を付ければ、徐々に減らしたり中止したりすることが可能です。

副作用が怖いのですが、高血圧の薬を飲まなくてはいけませんか?

血圧の薬は種類が多く、副作用が出ないものも探せます。

血圧の薬を飲むときの注意点や、留意すべき副作用はありますか?

薬の種類によって注意点や副作用はさまざまなので、使っている薬ごとによく確認しましょう。

カルシウム拮抗薬はグレープフルーツを避けたほうがいいのでしょうか?

基本的にはグレープフルーツなど柑橘系は、降圧効果を増強すると考えることが望ましいです。

血圧を下げる薬には何がありますか?

カルシウム拮抗薬や、ARB・ACE阻害薬、利尿薬などがあります。

アムロジピンにはどのような副作用がありますか?また、頻度が多いものはありますか?

足のむくみ、ほてり、頭痛、動悸などがみられやすいです。

アムロジピンを服用中に食べてはいけないものはありますか?

グレープフルーツジュースは、アムロジピンの効果を強めてしまうため注意が必要です。

降圧薬の強さを一覧で教えてください。

降圧薬の強さを一覧で比較することは難しいです。

降圧薬の使い分けについて教えてください。

患者さんの特性や合併症に応じて使い分けられます。各薬剤の使い分けについて以下に示します。

降圧剤などの血圧の薬は飲まないほうが良いですか?

指示通りに飲む必要があります。自己判断で中止しないようにしてください。

降圧剤を飲み続けるとどうなりますか?

降圧剤を飲み続けることにより、高血圧から引き起こされる病気を予防する効果があります。

高血圧の薬ARBの比較、使い分けについて教えてください。

降圧効果の違いを参考にして、患者の血圧にあわせて使用します。

関連する病気と症状

この記事をシェアする

初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
薬について調べる
薬について調べる

おくすりアシスタント

病気の治療に使われる薬を比較しながら、効能や副作用、気をつけることを確認できる機能です。※対応しているお薬は、処方薬(医療用医薬品)のみ

さっそく調べる

サービスの目的と位置付け

ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。