ビソプロロールフマル酸塩(メインテートⓇ)は自律神経に作用しますか?
はい。自律神経の一部に作用します。
ビソプロロールフマル酸塩(メインテートⓇ)は、自律神経の一種である交感神経のβ1受容体を遮断(ブロック)する薬です。
β1受容体は主に心臓に存在するアドレナリン受容体で、信号を受け取ると心臓の活動を増加させるように働きます。ビソプロロールフマル酸塩(メインテートⓇ)はこの働きをブロックすることで脈拍を低下させて心臓を休ませ、心不全の悪化や血圧の上昇を抑えるために使用されます。
また、不整脈の原因となるような異常な交感神経の興奮を抑制することで、不整脈を抑える作用もあります。
なお、そのほかの交感神経の作用(血糖値の上昇、発汗、散瞳など)はβ1受容体とは異なる受容体を介しているため、この薬を飲んでもこれらの作用がブロックされることはほとんどありません。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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