心房細動
「心房細動」とは、心臓の一部が痙攣するように細かく震え、血液をうまく全身に送り出せなくなる病気です。脈拍が速くなりすぎる、心臓の機能低下、血液の塊ができるといった問題が生じ、脳梗塞や心不全など、命に関わる病気を引き起こすことがあり、高血圧や糖尿病などある方は特に注意が必要です。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
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もっと見る病気について
心臓の一部がけいれんするように細かく震え、血液をうまく全身に送り出せなくなる病気です。
動悸や息切れ、めまい、胸痛、疲れやすさなどの自覚症状がある場合と、自覚症状のない場合があります。
高齢者や男性がなりやすいですが、生活習慣病、肥満、喫煙、アルコールの飲みすぎなども重要な因子とされています。
自分で脈を測ることである程度チェックできます。
生活習慣の見直し・改善は重要かつ効果的です。
脳梗塞や心不全など、命に係わる病態を引き起こすこともあります。
高血圧や糖尿病などリスクがあればあるほどなりやすいです。
加齢、生活習慣病(高血圧など)、飲酒、心臓病などが原因となることがあります。
心房細動は、異常な電気刺激によって、心臓が痙攣したように小刻みに動くようになった状態です。ストレスや飲酒、生活習慣病や心臓病などが原因となることがあります。
心房細動の3大原因は、加齢、高血圧、飲酒です。
心房細動は、ストレスや飲酒、睡眠不足などがあると起こりやすいです。
頻度は少ないですが、小児~20代の若年者でも発症する可能性はあります。
脱水に伴う体へのストレスが心房細動の原因となることがあります。
長時間の入浴、ヒートショックなどには注意が必要です。
心房細動は直接の死因とはなりませんが、心不全や脳梗塞を生じると命にかかわることがあります。
脈のコントロールがついている場合には、運動は可能です。
基本的に体操だけで心房細動は治ることはありません。
心房細動の発作が起きた際には、まずは循環器内科を受診することが大切です。
生活習慣に気をつけたり、治療中の病気をしっかりコントロールすることが大切です。
年齢や飲酒、高血圧などの生活習慣病、心血管疾患の病歴が起こりやすさに関連するとされています。
心臓の一部がけいれんするように細かく震え、血液をうまく全身に送り出せなくなる状態を心房「細動」と呼びます。
心房が痙攣したような状態になるのが心房細動、心室が痙攣したようになるのが心室細動です。
心房細動によって、心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされてしまう危険があります。
心房細動が出現してからの経過時間により、発作性、持続性、長期持続性心房細動、永続性心房細動に分類されます。
心房細動が要因となって心臓に負荷がかかるようになり、心不全を生じることがあります。
心房細動による血栓がきっかけとなったり、狭心症による血流障害が心房細動を引き起こすこともあります。
動悸や息切れ、めまい、胸痛、疲れやすさなどの自覚症状がある場合と、自覚症状のない場合があります。
検査について
治療について
薬を使う方法、電気ショックを用いる方法、根本的な治療であるカテーテルアブレーションなどがあります。
心臓に電気的な刺激を与えることで心房の震えをとめるものです。
心臓の中にカテーテルを入れて、心房細動の原因となる異常な電気信号をとめる処置を行う治療法です。
おおよそ2泊3日から1 週間程の入院となることが多いです。
高額療養費制度が適用されるため、自己負担額は一定程度おさえられます。
再発の可能性はあります。
1点以上で、抗凝固療法の開始が勧められます。
心房細動を引き起こす異常な電気の回路を焼き切ることで治すことができます。
心房細動は自然に治ることはありませんので、病院で適切な治療を受けることが大切です。
心房細動は自然治癒することはないため、アブレーション治療などの手術が根治には必要となります。
発作性心房細動を起こりやすくなるような生活習慣に気をつける、治療中の病気をよくコントロールすることが大切です。
全例に適応になるわけではなく、手術が困難な場合や、適応とならないこともあります。
カテーテルアブレーション治療や、左心耳閉鎖術などの手術が行われることがあります。
症状について
薬について
血液をさらさらにする薬、脈をゆっくりにする薬、心房の震えそのものをとめる薬などを用います。
基本的には飲み続けることが望ましいです。
効果について明確なデータはありませんが、8時間ほどで、血中薬剤濃度が最大になります。
推奨されてはおらず、切って使う場合は注意が必要です。
抗凝固薬は静脈血栓、抗血小板薬は動脈血栓を予防する目的で使用します。
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