心房細動
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更新日:8/22/2023
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心房細動について「ユビー」でわかること
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心房細動のQ&A
- A.
動悸や息切れ、めまい、胸痛、疲れやすさなどの自覚症状がある場合と、自覚症状のない場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動は心臓の脈が不規則になる不整脈で、脈が病的に速くなることがあります。
脈が病的に速くなることで、以下のような症状が起こります。- 動悸・脈が飛ぶ感じ
- 息切れ・息苦しさ
- 胸の痛み・胸苦しい感じ
- めまい・ふらつき
- 疲労感
ただし、脈が速くならず症状が見られない人も一定数おり、その割合は患者全体のうち40%ほどに上ると言われています。
- A.
心臓の一部がけいれんするように細かく震え、血液をうまく全身に送り出せなくなる病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動とは、心臓の心房という部分が、震えるように細かく速く動くようになってしまう病気です。
心房細動になると、- 脈拍が速くなりすぎる
- 心臓の機能が低下する
- 血液の塊ができる
といった問題が生じ、これらが原因となってさまざまな症状や病気を引き起こします。
- A.
動悸や息切れ、めまい、胸痛、疲れやすさなどの自覚症状がある場合と、自覚症状のない場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動は心臓の脈が不規則になる不整脈で、脈が病的に速くなることがあります。
脈が病的に速くなることで、以下のような症状が起こります。- 動悸・脈が飛ぶ感じ
- 息切れ・息苦しさ
- 胸の痛み・胸苦しい感じ
- めまい・ふらつき
- 疲労感
なお、心房細動が続くと、心不全になって浮腫や息苦しさを引き起こすことがあります。
また、心房細動が続いて心臓で血の塊ができると、それによって脳梗塞になり、身体の動きが突然悪くなるなどの症状が生じることがあります。 - A.
高齢者や男性がなりやすいですが、生活習慣病、肥満、喫煙、アルコールの飲みすぎなども重要な因子とされています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動は基本的には高齢者や男性に多い病気です。
加えて、以下にあてはまる人もなりやすいとされています。- 血圧が高い
- 糖尿病にかかっている
- 肥満である
- 睡眠呼吸障害がある
- 尿酸値が高い
- たばこを吸う
- アルコールをよく飲む
- 心臓や腎臓、甲状腺に病気がある
- A.
自分で脈を測ることである程度チェックできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動を早めに見つけるうえでは、自分で脈を測ってみること(自己検脈)が非常に重要です。
下の写真のようにして脈を15秒間ほど測って、間隔が規則的かどうか確かめてみましょう。リズムが一定でなかったときは、さらに1〜2分ほど測りつづけてください。
脈がたえず不規則な場合、心房細動の可能性があります。
最近では、身に着けることで心房細動を検出できる、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスも登場しています。 - A.
生活習慣の見直し・改善は重要かつ効果的です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動は生活習慣病や肥満、飲酒過多、ストレス、睡眠不足等で生じやすくなるため、生活習慣の見直し・改善は非常に重要です。
かかりつけ医の指導やアドバイスをもとに、バランスのとれた食事や習慣的な運動などを心がけるようにしましょう。 - A.
脳梗塞や心不全など、命に係わる病態を引き起こすこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脈拍が速くなりすぎて心臓がうまく機能しなくなると、心不全を引き起こすおそれがあります。
また、心臓の中の血液の流れが滞ってしまうことで血液の塊ができる場合があり、それが頭に流れると脳梗塞を引き起こすおそれがあります。
いずれも命にかかわる病気のため、心房細動が疑われたときは放置せず、かかりつけのお医者さんに早めに相談しましょう。 - A.
高血圧や糖尿病などリスクがあればあるほどなりやすいです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下にあてはまる数が多いほど脳梗塞になりやすいです。
- 心不全
- 高血圧症
- 高齢(75歳以上)
- 糖尿病
- 脳梗塞の既往
CHADS2スコアというどれだけ心房細動の方が脳梗塞のリスクがあるかをみるスコアがあります。
上記のリスクを一つ一点として、脳梗塞発症率(年間)は以下になります。- 0点:1.9%
- 1点:2.8%
- 2点:4.0%
- 3点:5.9%
- 4点:8.5%
- 5点:12.5%
1点以上のスコアの方は血をサラサラにする薬を飲むことが推奨されています
- A.
加齢、生活習慣病、飲酒、心臓病などが原因となることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動を引き起こす原因には、以下のようなものがあります。
- 加齢
- 生活習慣病(高血圧、糖尿病、肥満など)
- 飲酒
- 喫煙
- 心臓病(心不全、心臓弁膜症、心筋梗塞などの冠動脈の病気)
- 尿酸
- 睡眠時無呼吸症候群
- 甲状腺機能亢進症などのホルモンの異常
- A.
主に心電図検査で調べます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る安静時の心電図をとる方法や、丸一日の心電図を計測するホルター心電図検査という方法などで心電図検査を行い、心房細動が認められるかを確認します。
必要に応じて、採血を行ったり、胸部のレントゲンを撮ったり、心臓の動きを超音波で測定したりすることもあります。 - A.
心房細動の心電図では、脈の間隔がバラバラになります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動では、心房(心臓にある4つの部屋のうち、左右上方にある2部屋)が不規則な電気刺激によって細かい収縮を繰り返します。そのため、基線(心電図の線のうち、平らな直線の部分)が細かいギザギザした波形になり、心房の動きを表す「P波」が読み取りづらくなります。また、心室(心臓にある4つの部屋のうち、左右下方にある2部屋)が動くリズムも不安定になり、脈の間隔が不規則になります。
- A.
薬を使う方法、電気ショックを用いる方法、根本的な治療であるカテーテルアブレーションなどがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る服薬治療のほか、電気ショックで乱れた脈を元に戻す方法(電気的除細動)や、根本的な治療となるカテーテルアブレーションなどの治療法があります。
これらを行う以外に、心房細動を引き起こすリスク要因となる疾患(高血圧など)を治療することも必要です。 - A.
心臓に電気的な刺激を与えることで心房の震えをとめるものです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る電気ショック治療とは、心臓に電気的な刺激を与えることで心房の震えそのものをとめ、脈を普通の状態に戻す治療法です。
一般的には、鎮静薬を使用したうえで電気ショックを行います。
薬があまり効かない人や、心臓の機能が落ちていてすぐに心房細動をとめないと危険な状態にある人などが対象です。 - A.
心臓の中にカテーテルを入れて、心房細動の原因となる異常な電気信号をとめる処置を行う治療法です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動は、心臓の中の心房という部分から発生する異常な電気信号によって起こります。
カテーテルアブレーションは、この異常な電気信号を発している心筋の組織を、カテーテルを使って焼灼したり冷凍したりする治療法です。
これによって、異常な電気信号の発生を防いだり、それらの電気信号が心臓に届かないようにしたりすることができます。 - A.
おおよそ2泊3日から1 週間程の入院となることが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る治療を実施する施設にもよりますが、おおよそ2泊3日から1 週間程度の入院となるケースが多いです。
ただし、高齢であったり合併症があったりする場合、期間が多少長くなることがあります。 - A.
高額療養費制度が適用されるため、自己負担額は一定程度おさえられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカテーテルアブレーションは、本来であれば250万円程度の費用がかかる治療法です。
ただし、高額療養費制度の適用対象になっているため、同制度を利用すれば10万円前後の自己負担で受けることができます。 - A.
再発の可能性はあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカテーテルアブレーションを行っても、再発リスクは一定程度残ります。
合併症があるかどうかや心房細動が発症してからの期間の長短、どのような施設で治療を行ったかなどにもよりますが、アブレーション治療後の再発率は2〜4割程度にのぼるとされています。 - A.
心房細動を引き起こす異常な電気の回路を焼き切ることで治すことができます。
解説心房細動は、心臓の中に異常な電気の流れができてしまうことで生じます。この異常な電気の流れを、カテーテルという特殊な細い管を用いて高周波で焼き切る治療(カテーテルアブレーション治療)を行うことで、心房細動を根本的に治すことが可能です。
ただし、カテーテルアブレーション治療の成功率は60〜80%程度とされており、1回の治療では完治できない可能性もあります。また、発症から長い時間が経っているといった場合には、一般的に成功率が低くなります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本循環器学会ほか.“2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン”.http://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/01/JCS2020_Ono.pdf,(参照 2023-08-05).
日本循環器学会ほか.“2018年改訂版不整脈非薬物治療ガイドライン”.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/07/JCS2018_kurita_nogami.pdf,(参照 2023-08-05). - A.
血液をさらさらにする薬、脈をゆっくりにする薬、心房の震えそのものをとめる薬などを用います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る心房細動の治療では、血をさらさらにする薬(抗凝固薬)や、脈が速くなりすぎないようにする薬、心房の震え自体をとめる薬などをおもに使用します。
抗凝固薬は、高血圧・心不全・脳卒中・糖尿病・高齢(65歳以上)など、血の塊ができるリスクがある人が対象になります。
脈をゆっくりにする薬は、心房細動によって脈が速くなりすぎてしまう人に用います。
心房の震えそのものをとめる薬は、心房細動になってから日が浅く、心房の震えが比較的とまりやすい人に飲んでもらいます。 - A.
基本的には飲み続けることが望ましいです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る基本的に、服薬は続けていくことが望ましいです。
ただし、カテーテルアブレーションで心房細動を根治した場合、CHADS2スコア(脳梗塞のリスクがどのくらいあるかを評価するスコア)が低く、リスクが低い方であれば、薬を飲まなくてもよくなることがあります。リスクが高い方は、カテーテルアブレーションによる治療後も、血栓を予防するために内服が必要とされることが多いです。
また、血をサラサラにする薬を飲むとかえって出血してしまう人や、脈をゆっくりにする薬で脈がゆっくりになりすぎてしまう人などは、薬の中止を検討します。
心房細動について、医師からのよくある質問
- どきどきは、脈が不規則にうつような感じですか?
- 胸がどきどきしていますか?
- 脈が乱れている、不整脈だと感じますか?
- これまでに【甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)】と診断されたことはありますか?
- これまでに【睡眠時無呼吸症候群】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 循環器内科