脳梗塞

脳動脈のつまりや血管が細くなることにより、脳の血流不良が起き酸素や栄養が行き渡らず脳細胞が死んでしまう病気で、体を動かせない、感覚がわからないなどさまざまな症状が出ます。

脳梗塞は前兆なく、突然起こることがほとんどです。

主な後遺症として構音障害（呂律が回らない）、運動障害、感覚障害などがあります。

一概には言えません。脳に栄養を送る血管が裂けている可能性はあります。脳神経外科、神経内科等へご相談ください。

脳卒中は、脳血管のトラブルで脳に障害をきたす病気の総称であり、脳梗塞は脳卒中の一種です。

脳梗塞後に脳浮腫が起こる可能性があり、そのピークが発症3～5日後と言われているため、一週間が山と言われることが多いです。

脳梗塞の急変による死亡例はあります。

脳梗塞に気づく主なサインとして「FAST」のキャッチフレーズを覚えておきましょう。

脳梗塞を発症した人は健康な人と比べて余命が短くなるとされています。

初発予防として生活改善、再発予防としてはそれに加えて血栓ができにくくなるような薬物療法があります。

脳血管の動脈硬化や、心臓の不整脈などによりできた血栓が脳の血管を詰まらせることなどが挙げられます。

脳梗塞の部位によって症状はさまざまです。例えば、呂律が回らない、体の片側だけの力が入らない、体の片側だけの痺れや感覚がわからないなどの症状が起こります。

脳梗塞では突然に呂律が回らない、片方の手足に力が入らない、痺れる、言葉が出てこないなどの症状があらわれることが多いです。脳血管が完全に詰まる前にはこれらの症状が一過性に起こることがあります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

基本的に入院で、薬の内服や点滴治療を行います。発症早期のみ適応があり、転帰の改善が期待できる治療もあるため、早期受診をしましょう。

脳梗塞のリハビリは急性期、回復期、生活期の3つに分類され、急性期は発症から2〜3週間程度、回復期は3～6ヶ月程度、生活期はそれ以降を指します。

脳梗塞が疑われる場合は、ただちに救急病院、脳神経外科、脳神経内科、神経内科等を受診してください。

CTやMRIで画像診断します。

脳梗塞の予後は脳の障害範囲の程度に加えて、高血圧・糖尿病などの基礎疾患の有無や年齢などを総合的に加味して判断されます。

後遺症が長引く場合、身体障害者手帳や障害年金の取得ができる場合があります。