脳梗塞の緊急時の対応(Act FAST)について教えてください。
顔、手、言葉の異常が突然現れたら、脳卒中を疑いましょう。症状が出た時刻を確認して、急いで救急車を呼びましょう。
Act FASTとは、米国で開発された、脳卒中の早期発見・対応のための合言葉です。
日本でも、脳卒中の兆候に関する知識を向上させるのに役立つツールとして、厚生労働省や日本脳卒中学会が啓発しています。
F(Face): 顔の麻痺
- 笑ってもらい、顔の左右で歪みがないか確認
- 口角が下がっている、片側だけ動かないなどをチェック
A(Arm): 腕の麻痺
- 両腕を同時に上げてもらう
- 片方の腕だけが下がる、上がらないなどをチェック
S(Speech): 言語障害
- 簡単な会話や文章を話してもらう
- ろれつが回らない、言葉が出てこない、聞いた言葉を理解できないなどをチェック
T(Time): 発症時刻の確認と救急要請
- 症状が出始めた時刻を記録
- 上記の症状がひとつでもあれば、すぐに救急要請(119番通報)
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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