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脂質異常症

解説

*こちらのページは、クリニックで患者様への説明に使用されています。*

脂質異常症は脳や心臓の病気につながります

中性脂肪やLDLコレステロールが高い、HDLコレステロールが低いなどの状態が続くと、全身の血管で動脈硬化が進んでいきます。

動脈硬化を放置しておくと、心筋梗塞や脳卒中など、致命的な病気に発展するおそれがあります。

心臓や、脳の病気は日本人の死因の上位を占めています。

(厚生労働省. 令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況より)

中性脂肪やLDLコレステロールが高い、HDLコレステロールが低いなどの状態が続くと、全身の血管で動脈硬化が進んでいきます。動脈硬化を放置しておくと、心筋梗塞や脳卒中など、致命的な病気に発展するおそれがあります。

重大な病気にならないために、脂質異常症はけっして放置せず、医師の指導を受けてしっかり治療するようにしましょう。

脂質異常症を改善するために

食べ過ぎを控え、油ものを避け、野菜をとりましょう

食べすぎは避けましょう。また避けた方がいい食品、摂取がすすめられる食品は以下になります。

避けた方がいい食品

  • マーガリン・ラード・バターや脂身の多い肉
  • うなぎ・たらこ・シュークリーム・卵・レバーなどコレステロールの多い食べ物

動物性の脂肪や卵の摂取が多いと悪玉コレステロール値が上昇します。

おすすめの食品

  • キャベツ・しいたけ・わかめ・そば・パスタ・キウイなど、食物繊維が多いもの
  • オリーブオイルなどの植物性脂肪
  • さば・さんま・あじなどの多価不飽和脂肪酸を含む青魚
  • 一日350g以上の野菜(小皿の野菜が50gくらいのイメージです)
  • 大豆製品
食べ過ぎや油ものに気をつけて、野菜や脂質の少ない果物を食べましょう

有酸素運動(散歩やジョギングなど)をしましょう

有酸素運動(散歩やジョギングなど)を一日30分以上行うことが望ましいです。

時間がとれないときは、階段をなるべく使う・立っているときにつま先立ちをするなど、日常の動作の中で体を動かすようにしてみましょう。余裕があれば、週に2〜3回くらいの頻度で自分に合った負荷の筋トレを行っていけるとなおいいです。

どのくらいの運動を行なっていくか、主治医と相談して決めていきましょう。

適切な体重にしましょう

肥満があると、コレステロールがあがる、皮下脂肪が増えるリスクになります。

禁煙しましょう

喫煙をしていると、脂質異常症のリスクになり、また動脈硬化のリスクになります。

お酒を適切な量にしましょう

アルコールの飲みすぎを控えるようにしましょう。ビールだと500ml/日が目安です。

薬の使用を検討します

生活習慣の改善で、コレステロールの改善が不十分なとき、薬を使用します。

ほかに

コレステロールに影響をあたえる甲状腺などのホルモン異常がないか、家族性のコレステロール血症がないか適宜調べていきましょう。

事前にお読みいただきありがとうございました

最後にご不明点などあれば、受診の際に 医師・看護師までお声がけください。こちらのページは閉じていただいて大丈夫です。ご受診の予定日時にお越しください。

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