アムロジピンべシル酸塩(ノルバスクⓇ️、アムロジンⓇ️)と一緒に飲んではいけない薬はありますか?

作用が似ているお薬や、グレープフルーツジュースなど薬の代謝酵素(CYP3A4)に影響を及ぼすものと一緒に飲むときは注意が必要です。

解説

アムロジピンべシル酸塩に作用が似ているお薬と一緒に飲むと、副作用が出やすくなる場合があります。
また、アムロジピンべシル酸塩を代謝する酵素(薬を分解し体外へ排せつするために必要な酵素、CYP3A4)の働きに影響を及ぼすお薬や食品と一緒に飲むと、アムロジピンべシル酸塩の副作用が出やすくなったり、反対にアムロジピンべシル酸塩の効果が十分に得られなかったりする場合があります。

一緒に飲む場合は注意が必要な薬や食品には、以下のようなものがあります。

1. アムロジピンべシル酸塩の効果が強くなったり、副作用が出やすくなる場合があるもの

降圧作用をもつ薬

血圧を下げる作用がある薬を飲む際は注意が必要です。

CYP3A4阻害剤

  • エリスロマイシン(エリスロシンⓇ️など)
  • ジルチアゼム(ヘルベッサーⓇ️など)
  • リトナビル(ノービアⓇ️など)
  • ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビットⓇ️パック)
  • イトラコナゾール(イトリゾールⓇ️)

など

グレープフルーツジュース

代謝酵素の働きに影響を及ぼす可能性があります。詳しくは以下をご参照ください。

2. アムロジピンべシル酸塩の効果が弱まる場合があるもの

CYP3A4誘導剤など

3. アムロジピンべシル酸塩が、他の薬の効果に影響を与える場合があるもの

シンバスタチン(リポバスⓇ️)

高用量のシンバスタチンを併用した時、シンパスタチンの効果が強まったり、副作用が出やすくなる可能性があります。

タクロリムス(プログラフⓇ️など)

タクロリムスの副作用が出やすくなる場合があります。

他にも飲み合わせに注意が必要な薬やサプリメントがありますので、服用している薬やサプリメント・健康食品がある場合は医師、薬剤師にすべて伝えましょう。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 一般内科

平松 由布季 監修

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