高血圧の初診では、何をしますか?どのような検査をしますか?
高血圧が持続的であることを確認し、将来の脳心血管病のリスクを見積った上で、治療方針を決めます。健康診断のデータが手元にあれば、初診で検査を行わない場合もあります。
健康診断で高血圧を指摘されて病院を受診される方が多いですが、まずその血圧の値が持続して高いことや、血圧の高さのレベルを確認します。一時的に高かっただけでは治療の対象とならないためです。持続的に高いことを確認する方法として、過去の健康診断データを参照したり、日を改めて通院して血圧を測定したり、家庭血圧を測定してもらったりすることがあります。
同時に、将来の脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)のリスク因子を評価します。リスク因子は、以下が挙げられます。
この評価のために初診で血液検査や尿検査、心電図検査を行う場合がありますが、すでに健康診断を受けてデータを持っている場合は、これらの検査は不要です。
持っているリスク因子の数と、血圧の高さの程度に応じて、低リスク、中リスク、高リスクのいずれかを判断します。
そのリスクに応じて治療方針を立てます。正常血圧(<120/80mmHg)ではないすべての方に、生活習慣の指導を行います。ただちに降圧薬を処方するかどうかは、リスクによって異なります。
健康診断で高血圧を指摘されたら、まずはお近くのかかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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