下垂体機能低下症と高血圧治療中。コートリの長期服用の副作用は大丈夫ですか?

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60代男性のご相談

下垂体機能低下症と診断され、現在高血圧の治療も受けています。ACTH単独欠損症のため、ホルモン剤を朝と夕方にそれぞれ10ミリ服用しています。この薬を今後何十年も飲み続けることになると思いますが、副作用が心配です。 長期間の服用に問題はないのでしょうか?どのように対処すれば良いのか、アドバイスをいただけると助かります。今後の見立てについても知りたいです。どうかご指導をお願いいたします。
医師の回答

ご相談いただきありがとうございます。ACTH単独欠損症と診断され、ホルモン剤を服用されているとのことですね。長期間の服用や副作用についてのご不安、よくわかります。

ACTH単独欠損症は、体の中で副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が足りなくなる病気です。このホルモンが不足すると、コルチゾールというホルモンも減ってしまい、いろいろな症状が出てきます。服用中のホルモン剤は、このコルチゾールを補うためのお薬です。

ホルモン剤を長く飲むと、感染症にかかりやすくなったり、骨が弱くなったり、胃のトラブルや血圧の上昇、体重増加、むくみ、気分の変化などが起こることがあります。でも、適切な量を守れば、これらの副作用は多くの場合、うまく管理できます。ホルモン剤は、病気の症状を和らげ、普段の生活を支えるために大切なお薬です。

現在、朝と夕方に10mgずつ服用されているとのことですが、これは一般的な量です。副作用が心配なときは、主治医に相談して、定期的に検査を受けることで、安心して治療を続けられます。

【今後の治療について】

ACTH単独欠損症は長く付き合う必要のある病気です。ホルモン剤の服用は、続けることが大切です。

【副作用への対策】

ホルモン剤の副作用を抑えるために、次のことに気をつけましょう。

  1. 定期的な検査:医師の指示に従って、血液や尿の検査、骨の健康状態をチェックしましょう。
  2. 感染症予防:手洗いやうがい、マスクの使用などで感染症を防ぎましょう。
  3. 食生活:バランスの良い食事を心がけ、塩分や糖分を控えましょう。
  4. 運動:適度な運動は、骨や血糖値の管理に役立ちます。
  5. ストレス管理:ストレスをためないように、リラックスする時間を作りましょう。
  6. 自己判断での服薬中止:お薬を勝手にやめず、必ず医師に相談してください。

【まとめ】

ACTH単独欠損症の治療には、ホルモン剤の長期服用が必要ですが、適切な量を守り、定期的な検査を受けることで、副作用を管理しながら安心して治療を続けられます。何か心配なことがあれば、いつでも主治医に相談してくださいね。あなたの健康を心から応援しています。

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