中指の痛みと糖尿病、高血圧症の治療中です。手術が必要か教えてください。
70代・男性のご相談
両手の中指の痛みが長く続いていて、注射治療を受けても良くならず、手術が必要かどうか悩んでいらっしゃるのですね。大変な状況で、心配な気持ちをお察しします。
中指の痛みにはいくつかの原因が考えられます。
【中指の痛みの原因として考えられること】
1. ばね指
指を動かす腱の周りに炎症が起きることで、指が痛んだり動きにくくなったりします。特に親指や中指に多く見られます。糖尿病の方はなりやすいこともあります。注射が効かない場合、手術を考えることもあります。
2. 変形性関節症
指の関節の軟骨がすり減ることで、痛みや動かしにくさが出ることがあります。多くの場合、薬やサポーターでの治療が行われます。
3. 関節炎
関節が炎症を起こして痛むことがあります。原因はさまざまで、細菌感染やリウマチなどがあります。原因に応じた治療が必要です。
4. 手根管症候群
手首で神経が圧迫されて、手や指に痛みやしびれが出ることがあります。保存的な治療が効かない場合、手術を考えることもあります。
注射治療を受けたとのことですが、具体的な原因が何かによって、手術が必要かどうかが変わってきます。例えば、ばね指の場合は注射が効かないときに手術を考えることがありますが、他の原因では手術が適さないこともあります。まずは、整形外科で中指の痛みの原因を詳しく調べてもらいましょう。その上で、手術が必要かどうかを相談するのが良いと思います。
【次のステップ】
1. 整形外科の受診
専門の医師に診てもらい、痛みの原因を詳しく調べてもらいましょう。どんな治療が必要か、一緒に考えてもらうと安心です。
2. 治療法の見直し
現在の薬や注射の治療についても、必要に応じて見直しをしてもらいましょう。
3. リハビリ
理学療法士によるリハビリで、手や指の筋肉を強くしたり、柔軟性を高めたりすることが、症状の改善に役立つことがあります。
4. サポーターの利用
指のサポーターを使うことで、関節を守り、痛みを和らげることができるかもしれません。
【まとめ】
まずは整形外科で詳しく診てもらい、原因をしっかりと確認しましょう。そして、どんな治療が自分に合っているのか、一緒に考えてもらうと良いですね。お近くの医療機関を探す際には、インターネットで検索してみてください。あなたの痛みが少しでも和らぐことを願っています。
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