大動脈解離
同義語
急性大動脈解離、解離性大動脈瘤
「大動脈解離」とは、大動脈という大きな血管の壁が裂けてしまう病気で、本来の血液の流れが阻害されることで、心臓や脳はじめさまざまな病気を引き起こしうる危険な病気です。主に動脈硬化が進んだ高齢者や男性がなりやすいとされており、突然、胸や背中が痛くなることが多く、失神などの痛み以外の症状が最初に生じる場合もあります。疑わしい症状があれば、すぐに救急要請し、医療機関を受診してください。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
おすすめのQ&A
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大動脈解離とはどのような病気ですか?
大動脈という大きな血管の壁が裂けてしまう病気です。
大動脈解離にはどのような人がなりやすいですか?
動脈硬化が進んだ高齢者がなりやすいです。
大動脈解離は遺伝する病気ですか?
最もよく見られるタイプの大動脈解離は、直接遺伝するものではありません。
大動脈解離を放置するとどうなりますか?
心臓が全身に血液を送り出せなくなり、命に関わる事態に陥る可能性があります。
合併症にはどのようなものがありますか?
大動脈弁閉鎖不全症や心タンポナーデなどがありますが、血管が裂ける部位によって合併症はさまざまです。
予防のためにできることはありますか?
高血圧や激しいストレス、睡眠障害など、発症リスクを高める要因の除去に努めましょう。
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