大動脈解離・大動脈瘤破裂
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:1/25/2023
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大動脈解離・大動脈瘤破裂について「ユビー」でわかること
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大動脈解離・大動脈瘤破裂と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
胸の痛みがある
- 症状の程度
- 人生最大の痛み、もしくは想像出来る中で最大の痛み
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
背中の痛みがある
- 症状の程度
- 人生最大の痛み、もしくは想像出来る中で最大の痛み
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
大動脈解離・大動脈瘤破裂のQ&A
- A.
大動脈という大きな血管の壁が裂けてしまう病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大動脈とは体の中で最も太い血管で、心臓から全身へと血液を送り出す動脈の大元です。
大動脈の壁は本来、内膜・中膜・外膜の3つの層に分かれていますが、このうち中膜が裂けて層が2つになってしまうことがあります。
これによって、もともと血管の壁であった部分に血液が流れ込むことで、血管内に別の血液の通り道ができてしまった状態を大動脈解離といいます。
本来の血液の流れが阻害されることで、心臓や脳はじめさまざまな病気を引き起こしうる危険な病気です。 - A.
動脈硬化が進んだ高齢者がなりやすいです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る動脈硬化や高血圧と密接に関連するため、高齢者・男性に多い病気です。
ただし、40~50代で発症することも珍しくはありません。
若い人でも、Marfan症候群などの遺伝性の病気に関連して発症することがあります。 - A.
最もよく見られるタイプの大動脈解離は、直接遺伝するものではありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る動脈硬化によって引き起こされる大動脈解離は、生活習慣などの遺伝しない要素が原因であることが多いです。
ただし、Marfan症候群などの遺伝性の病気が原因となることもあります。
大動脈解離や大動脈瘤が家族内に多く見られる場合には、受診を検討するとよいでしょう。 - A.
心臓が全身に血液を送り出せなくなり、命に関わる事態に陥る可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大動脈の壁が裂けることで、本来の動脈の流れが阻害され、心臓や脳、腎臓、腸管、脊髄等における臓器障害を引き起こすことがあります。
また、血管の裂けた部分の壁がこぶのように膨らんで破裂することで、命に関わる事態に発展するおそれがあります。 - A.
大動脈弁閉鎖不全症や心タンポナーデなどがありますが、血管が裂ける部位によって合併症はさまざまです。
- A.
高血圧や激しいストレス、睡眠障害など、発症リスクを高める要因の除去に努めましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る動脈硬化を進行させないために、血圧・血糖・脂質の管理などの生活習慣改善に取り組むことが非常に重要です。
バランスのよい食生活や適度な運動、十分な睡眠、禁煙が効果的です。
ストレスも極力避けることが望ましいです。 - A.
突然胸や背中が痛くなることが多いです。失神など、痛み以外の症状が最初に生じることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る胸や背中を引き裂かれるような突然の強い痛みが典型的な症状です。
痛みの範囲は移動・拡大することがあります。
また、血管の壁が裂けた箇所によっては、脳・心臓・腎臓・腸等の臓器の血流障害と、それに伴う症状を生じます。
脳や心臓の血流が妨げられた場合は、失神や手足の動きの異常などの症状が出ます。
胃腸の血流が妨げられた場合は、腹痛などが引き起こされます。 - A.
心筋梗塞、肺塞栓症、気胸などでも、似たような突然胸が痛む症状が見られます。
- A.
CT・MRI等の画像検査で診断します。
- A.
造影剤という薬剤を用いた画像検査や、血液検査などを行います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る採血のほか、超音波や胸部レントゲン、CT、MRIなどの画像検査を行うことが多いです。
画像検査では、画像をより見やすくするために、造影剤という薬剤を用いることがあります。 - A.
血管が裂けることを防ぐ治療を行います。重症時には手術を実施します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る治療方法は、大きく以下のようなパターンに分かれます。
- 緊急手術(解離が上行大動脈に及んでいるStanford A型の場合)
- 手術(解離が上行大動脈には及んでいないStanford B型で、かつ合併症がある場合)
- 薬剤投与や安静などの保存的治療(Stanford B型で、かつ合併症がない場合)
- A.
薬や手術などで治療したのち、リハビリを行って日常生活への復帰を目指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手術を行うかどうかにかかわらず、発症してまもなくは集中治療室での加療が必要です。
その後、慎重にリハビリを行い、経過が順調なら1ヶ月程で退院となります。
ただし、重症の場合は長期の入院が必要となることもあります。 - A.
血管を人工のものに入れ替える手術や、血管の中にカテーテルを入れる手術をします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る手術にはいくつか種類があり、
- 解離を起こしている血管を人工血管に交換する手術
- 血管の内側からステントグラフト(バネが付いた筒状の人工血管)を広げて血流を確保する手術
- 両方を組み合わせたハイブリット手術
などが候補となります。
大動脈解離のタイプや発症時期、全身の状態に応じて適切な方法を選びます。 - A.
手術直後は、体(主に胸)に負担のかかる動作を避けましょう。日常生活に復帰した後は、生活習慣の改善を心がけましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る特別に胸の中に負担のかかる重量挙げのような急に力をいれるような動作は控えましょう。
また手術をした場合は傷がくっつくまでに体の動きを制限することがありますので、治療をした医師に確認しましょう。
また、動脈硬化を進行させないために、血圧・血糖・脂質の管理などの生活習慣改善に取り組むことが非常に重要です。
バランスのよい食生活や適度な運動、十分な睡眠、禁煙が効果的です。
ストレスも極力避けることが望ましいです。 - A.
血圧を下げる薬を主に使用します。動脈硬化の原因に対する治療薬も用います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るStanford B型の大動脈解離(解離が上行大動脈にまでは及んでいないもの)では、合併症がなければ手術はせず、保存的治療を行っていきます。
その場合、血圧や心拍数、痛みをコントロールする薬剤を用います。
また、動脈硬化を進行させる脂質・血糖の治療も厳密に行われます。 - A.
血圧が目標値へと下がるまでは、基本的にずっと飲みつづけなくてはいけません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る薬は基本的にはずっと飲みつづける必要があります。
再発などのリスクを下げるために、血圧や脂質、血糖などの数値を厳格にコントロールしていく必要があるためです。
一生涯にわたる服薬が必要となる場合もあります。 - A.
薬の増量や追加・変更を考えます。生活習慣の改善が効果的になされているかも再確認します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る薬が効かない場合、薬剤の増量や追加・変更を検討します。
また、薬の反応が悪い場合には、生活習慣の再確認・見直しも行います。
気になるようであれば、かかりつけの医師に相談してみてください。 - A.
突然胸や背中の痛みが生じたなどの疑わしい症状があれば、すぐに救急要請し、医療機関を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る経験したことがないほど強い胸の痛みが突然起こった際には、一刻も早い救急要請が必要です。
大動脈解離の突然死例のうち、24時間以内の死亡は93%にのぼるとする報告もあります。
必ずすぐに救急要請し、医療機関を受診してください。 - A.
経験のないほど強い胸の痛みを突然感じたら、すぐに救急要請をしましょう。痛みがそれほどでない場合、循環器科(日中)か救急外来(夜間・休日)を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る胸の痛みがこれまで感じたことのないほどだったり、その場から動けなくなるほどだったりする場合、すぐに救急要請をしましょう。
それほど痛みが強くない場合でも、異常だと感じたら医療機関を受診してください。
日中なら循環器科、夜間・休日ならば救急外来の受診を検討しましょう。
大動脈解離・大動脈瘤破裂について、医師からのよくある質問
- 胸の痛みはありますか?
- 冷や汗をかいていますか?
- お腹の痛みは特定の一ヶ所に留まっていますか?
- 頭がボーっとする、すっきりしない感じがしますか?
- 手足の皮ふが冷たいですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 循環器内科