ニフェジピン(アダラートⓇ、セパミットⓇ)の投与が禁忌となる患者さんはいますか?

成分に過敏症がある患者さん、心機能の異常が原因でショック状態になっている患者さんには使用できません。

解説

どちらの薬も、副作用が起こりやすくなるため、含まれている成分に過敏症の既往歴がある患者さんには使用できません。
同様に、血圧の低下で症状が悪化する可能性があるため、心原性ショック(心臓から血液が上手く送り出せず、血管が拡張して起こったショック状態)の患者さんにも使用できません。症状が悪化すると死亡につながるおそれがあります。

また、母乳に移行することが報告されているため、服用中の患者さんは授乳しないことが望ましいとされています。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

(参考文献)

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