アムロジピンべシル酸塩(ノルバスクⓇ️、アムロジンⓇ️)とは、どんな薬ですか?
血管の壁にある筋肉(血管平滑筋)をゆるめて血管を広げることで、血圧を下げるお薬です。高血圧症や狭心症の治療に使用されます。
アムロジピンべシル酸塩は、カルシウム拮抗薬という種類のお薬で、血管を広げて血圧を下げます。通常、高血圧や狭心症の治療に使用されます。
血管の壁は3層構造(血液が流れる内側から、内膜・中膜・外膜)になっています。中膜には血管平滑筋という筋肉があり、これが収縮すると血管の内径が小さくなり(縮まり)、血圧が上がります。反対にこの筋肉が弛緩すると、血管が拡張し血圧が下がります。
血管平滑筋は、その細胞内にカルシウムイオンが流れ込むことで収縮するようになっています。カルシウム拮抗薬はこのカルシウムイオンの流入をブロックすることで、血管を拡張し血圧を下げているのです。
狭心症は、心臓の筋肉へ血液を送る血管(冠動脈と呼びます)が狭くなって、心臓の筋肉へ十分な血液が送られないことによって、胸の痛みなどが引き起こされる病気です。その中でも冠攣縮性狭心症という病気は、冠動脈の血管平滑筋が過度に収縮し痙攣を起こしてしまい、血管が一時的に狭くなる病気で、カルシウム拮抗薬によって血管を広げ、狭心症発作を予防します。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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