公開日:
最終更新日:
血圧が高いときの寝方について教えてください。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
「血圧が高いときに有効な寝方」というものはありません。血圧のために睡眠の質を改善することは重要です。
「血圧が高いときに有効な寝方」というものはありません。
ただし、睡眠不足が血圧のコントロールを悪化させるという報告があり、睡眠の質を改善することは、高血圧治療においても重要です。
一般的に、以下の生活習慣や環境の改善は、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。
定期的な運動
適度な有酸素運動は寝つきをよくする効果があり、睡眠の質を改善する効果が期待できます。
寝室環境の改善
音対策のためにじゅうたんを敷く、遮光カーテンを用いるなどの対策が有効です。
また、寝室の温度を快適な温度に保ちましょう。
規則正しい食生活
規則正しい食生活をして、空腹のまま寝ないようにしましょう。
ただし、就寝前に脂っこいものをとったり、胃もたれをする食べ物をとることは避けましょう。
就寝前の水分を避ける
就寝直前に水分をとり過ぎないようにしましょう。特別に水分をとるように指示されている場合は、かかりつけ医の指示に従いましょう。
就寝前のカフェインを避ける
就寝の4時間前からはカフェインの入ったものはとらないようにしましょう。
就寝前に飲酒をしない
眠るための飲酒は逆効果です。アルコールを摂取すると睡眠の質が低下します。
高血圧の治療や睡眠の質の向上について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
(参考文献)
Tijani Idris Ahmad Oseni et al. Association between sleep quality and blood pressure control among hypertensive patients at a rural tertiary hospital in Southern Nigeria: a cross-sectional study. BMJ Open. 2024, 14, e079774.
BetterHealth.“How to fall asleep faster and sleep better”.BetterHealth.https://www.nhs.uk/every-mind-matters/mental-wellbeing-tips/how-to-fall-asleep-faster-and-sleep-better/,(参照 2024-08-02).
厚⽣労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使⽤及び減量・中⽌のための診療ガイドラインに関する研究班」および⽇本睡眠学会・睡眠薬使⽤ガイドライン作成ワーキンググループ.“睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン”.日本睡眠学会.https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf,(参照 2024-08-02).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
他に気になることを調べたい方は
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。