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適応障害
「適応障害」とは、日常生活などにおけるストレスから精神状態が不安定になり、生活や社会活動に支障が出る病気です。ストレスへの対処が不得意な人や、繊細で傷つきやすい人がなりやすいとされています。症状によって苦痛を感じる場合や、生活や社会活動に支障が出ている場合は、遠慮や我慢をせず受診しましょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
適応障害とはどのような病気ですか?
適応障害とは、日常生活などにおけるストレスから精神状態が不安定になり、生活や社会活動に支障が出る病気です。
適応障害を放置するとどうなりますか?
ストレス因から離れても気分の落ち込みなどがとれなくなり、うつ病など他の病気に進行してしまう可能性があります。
どのような人が適応障害になりやすいですか?
ストレスへの対処が不得意な人や、繊細で傷つきやすい人がなりやすいです。
明るい人が適応障害を患っている可能性はありますか?
はい。適応障害の方が人前では辛さを隠して明るく振る舞っている可能性があります。
どのような場合に家族が原因で適応障害になりますか?
例えば家族の病気や不和、行動の制限、介護や育児など多様な例が考えられます。
五月病とは、どのような病気でしょうか?
五月病とは、主に5月ごろに生じる心身の不調を指し、適応障害や抑うつ状態などと関連すると考えられています。
10代や20代などの若年層でも適応障害になるリスクはありますか?
若年層でも適応障害になることはあります。発達特性等がベースにあることもありますので、専門家に相談しましょう。
症状について
受診について
検査について
治療について
適応障害では一般的にどのような治療を行いますか?
ストレス因から離れるなどしてストレスを取り除きつつ、環境に適応する力を高めます。
適応障害の治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
ストレス因をつきとめて距離をおき、向き合い方を探るなどしながら、精神状態の安定を図ります。
適応障害の場合、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
規則正しい生活を送ること、可能な範囲で体を動かすことが大切です。
適応障害になった場合、仕事はどうしたらいいでしょうか?
仕事がストレス因であれば、いったん仕事から離れたり、職場環境や業務内容を調整したりすることが望ましいです。
適応障害はどのくらいの期間で治りますか?
適応障害ではストレス因、またはその結果が終結すれば、症状がその後さらに6ヶ月以上持続することはないとされています。
適応障害に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
可能であればストレス因と距離を置きましょう。十分な睡眠、規則正しい生活など、体調を整える取り組みも大事です。
手続きや支援について
適応障害で休職する場合、補償はあるのでしょうか?
傷病手当金や自立支援制度が役に立つかもしれません。
適応障害はどのようなときに労災認定されますか?
発病前6ヶ月以内に業務によるストレスがあり、かつ業務以外のストレスや身体的要因がないと認められたときです。
適応障害で休職する際に、傷病手当金を申請するにはどうしたらいいですか?
傷病で休職が必要である旨を勤務先に伝えたうえで、必要な書類をそろえて申請します。
自立支援医療とは何でしょうか?
精神障害の診療にかかる費用を公費で負担してもらえる制度です。市町村の窓口で申請を行います。
適応障害の人にどのような接し方をすべきですか?
相手を否定せず理解を示すことが大切です。励ましの言葉をかけるよりも、できる範囲でするサポートが望ましいでしょう。
診断について
薬について
(参考文献)
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