適応障害とパニック障害の違いを教えてください。
一部共通の症状はありますが、症状の経過が異なる病気です。解説をご確認ください。
パニック障害は、突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキしたり呼吸が苦しくなるなどの身体症状(パニック発作)が繰り返し起こる精神疾患です。
パニック発作が起こったときの恐怖から、また発作が起こるかもしれないという心配や不安を感じることが多くなります。
一方、適応障害は、明らかなストレス因子(職場や家庭内の状況や、日常的な出来事など)に反応して、うつ状態や不安状態になり、重い苦痛や生活に支障をきたす状態です。
めまいや動悸などの身体症状が現れる場合もあります。基本的にはストレス因子がなくなれば症状は軽快すると定義されています。
どちらも不安や動悸など共通した症状を持つ精神疾患ではありますが、病態は異なります。
ただし、2つの病気が重複する場合もあり、正確な診断には医師の診察が必要ですので、適応障害やパニック障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
坂元薫. 内科医が知っておくべき 精神科疾患. 日本内科学会雑誌. 2021, 110, 2540-2552.
平島奈津子. 適応障害の診断と治療. 精神経誌. 2018, 120, 514-520.
C. Cackovic, et al. Soc Psychiatry Psychiatr Epidemiol. 2019, 054(005), 0639-0647.
厚生労働省.不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/know/know_02.html(参照 2025-04-08)
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