適応障害になったあと、同じ職場に復職することはできますか?
個々のケースによって異なります。どのような環境がご本人のとって最適かを医師や周りの方と相談しましょう。
適応障害と診断され、症状が改善したあとに、診断前と同じ職場に復帰することができるかは個々のケースによって大きく異なります。
復職に向けたプランを考えるなかで、どのような環境や職場がご本人にとって最適かを医師や周りの人と相談しながら、具体的な方法を考えていきましょう。
一般的には、復職時は休職前と同じ職場に復帰することが多いです。その理由は、慣れた業務に従事することは、復職時の負担が少ないと考えられるからです。
一方で、部署内でハラスメントがあったり、異動直後に業務のミスマッチがあった場合などは、復職時に別の部署に異動になる場合もあります。
一般的にメンタルヘルス不調からの回復には時間がかかるため、復職への焦りが出る場合があります。
しかし、急いで復職することで症状が再燃することも考えられるので、心身ともに健康な状態で安定して就労できるように、一定の時間をかけて準備することが望ましいと考えられます。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
坂元薫. 内科医が知っておくべき 精神科疾患. 日本内科学会雑誌. 2021, 110, 2540-2552.
平島奈津子. 適応障害の診断と治療. 精神経誌. 2018, 120, 514-520.
職場復帰のガイダンス(働く方へ).こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト,https://kokoro.mhlw.go.jp/return/return-worker/(参照 2025-04-08)
労働者健康福祉機構.“心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き”.厚生労働省.https://kokoro.mhlw.go.jp/guideline/files/H25_Return.pdf,(参照 2025-04-08).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
適応障害
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ