入社直後にもかかわらず退職したくなった場合、どうしたらいいですか?
新しい環境でのストレスで、適応障害を発症している可能性もあるため、まずは産業医への相談をおすすめします。
入社直後にもかかわらず退職を考える場合、背景にはさまざまな要因が考えられます。
そのひとつとして、新しい環境への適応がうまくいかず、適応障害を発症している可能性も考慮に入れる必要があります。
適応障害とは、特定のストレス要因(今回の場合は、新しい職場環境)にさらされた結果、情緒面や行動面に症状が現れる状態です。
具体的には、気分の落ち込み、不安、イライラ、睡眠障害、集中力低下などが挙げられます。これらの症状が、仕事への意欲を低下させ、退職を考えるきっかけになっているかもしれません。
もし、
- 入社してから強いストレスを感じている
- 上記のような症状が2週間以上続いている
- 仕事や日常生活に支障が出ている
といった状況であれば、まずは職場の産業医、または心療内科や精神科を受診し、相談することをおすすめします。
適応障害の診断には、うつ病などの精神疾患を除外する必要があるため、専門医による診察が望ましいです。適応障害は、早めに適切な治療を受けることで改善が期待できます。
治療法としては、ストレスの原因となっている状況から一時的に離れることや、カウンセリング、薬物療法などがあります。
また、適応障害と診断されなくても、新しい環境への適応に苦労している場合は、産業医や社内の相談窓口に相談することをおすすめします。
退職の意思決定をする前に、まずはご自身の心身の状態を把握し、適切なケアを受けることが大切です。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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