うつ病
同義語
鬱、抑うつ、気分障害、適応障害、気分が落ち込む
「うつ病」とは、気持ちが落ち込む状態が長く続き、日常生活に支障をきたす気分障害の一つです。はっきりとした原因は分かっていませんが、憂うつ、やる気が出ないなどの精神的な症状や、眠れない、疲れやすい、体がだるいなどの身体的な症状などがあります。また、生理前・更年期といった原因により起こる事があります。休養によって回復する事もありますが、症状が長く続く場合は精神科や心療内科を受診しましょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
「うつ病」とはどのような病気ですか?
気持ちが落ち込む状態が長く続き、日常生活に支障をきたす病気です。気分障害の1つに数えられます。
うつ病の人がとる行動の特徴には、何がありますか?
笑わない、口数が少ない、食欲がない、遅刻や無断欠勤が多い、ミスが増える、失くし物や忘れ物が増えるなどが挙げられます。
うつ病の場合、顔つきや特徴など、気づくためのサインはありますか?
本人に自覚症状がない場合が多いですが、無表情な顔つきや、ぼんやりとした顔つき・表情が特徴です。
うつ病の原因として、何が考えられますか?
元々の気質や遺伝的な素因に加えて、つらい体験などの環境要因、女性の場合には女性ホルモンの変化などが発症に影響します。
うつ病の治りかけで注意することは何ですか?
完全に治るまでに時間がかかります。無理はせず、薬も続けましょう。自殺にも気をつけましょう。
診断書がないと、うつ病で休むことはできないのでしょうか?
有給休暇ではなく休職の場合、理由を示す必要があります。多くの会社では診断書を求められます。
五月病になりやすい人は、どのような特徴のある人でしょうか?
入学・入社などの生活環境の大きな変化があった方が五月病になりやすいです。元々の性格も影響している場合があります。
10代や20代などの若年層でもうつ病になるリスクはありますか?
若年層でもうつ病になることはありますが、双極症によるものや、発達特性の二次障害としての抑うつ状態ではないかという検討が必要です。
症状について
うつ病の初期症状には何がありますか?
食欲低下や吐き気、過眠や不眠、突然イライラしたり涙もろくなったりする、集中力が切れる、などが挙げられます。
うつ病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
人前では明るい「微笑みうつ病」とはどのような状態ですか? どのような人がなりやすいですか?
うつ状態にもかかわらず人前では笑顔で明るく振る舞ってしまっている状態を指します。家族や友人など周囲に気づかれにくい点が特徴です。責任感が強く我慢強い、人の顔色を伺う方がなりやすいです。
重度のうつ病とはどういった症状ですか?
死ぬことを考える、幻聴や妄想などがみられる、気持ちが行動に移せないなどの状態になります。
治療について
うつ病の治療方法には、どのようなものがありますか? また、治療期間はどのくらいですか?
十分な休養をとること、薬物療法、心理療法などが主です。多くの場合は3〜6ヶ月ほどで回復していきますが、再発することもあるため注意が必要です。
うつ病と診断された時の休職期間の目安はどのくらいですか?
休職期間の目安は、うつ病の症状の度合いによって異なります。軽度であれば1ヶ月程度、重度であれば1年以上が目安とされています。
うつ病を自力で治すことはできますか?
軽症の場合には休息をとることで改善する可能性があります。
うつ病はどのくらいの期間で治りますか?治療を開始してから治るまでの流れを教えてください。
薬の効果の出方や環境調整が可能かどうかによっても、回復までの期間は異なります。主治医のアドバイスに沿って療養しましょう。
うつ病に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
休息中心で過ごしましょう。余裕が出てきたら生活リズムを整えることや朝に光を浴びることから始めてみましょう。
受診について
手続きや支援について
薬について
抗うつ薬に副作用はありますか?
吐き気や便秘、下痢、眠気、頭痛などが現れる場合があります。
うつ病の薬を一覧で教えてください。
さまざまな抗うつ薬があり、大きく新規抗うつ薬と三環系抗うつ薬、その他の抗うつ薬に分けられます。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ