パロキセチン塩酸塩水和物（パキシルⓇ️）には、どのような副作用がありますか？

パロキセチン塩酸塩水和物（パキシルⓇ）では、以下のような副作用が報告されています。
使用中は、これらの副作用に十分注意する必要があります。気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡してください。

重大な副作用（カッコ内は頻度）

セロトニン症候群（不明）

主な症状は、

• 不安
• 焦燥
• 興奮
• 幻覚
• 手の震え
• 発汗
• 頻脈

などがあります。

悪性症候群（不明）

主な症状は、

• 動けなくなる
• 発熱
• 筋肉のこわばり
• 意識障害（呼びかけへの反応が悪いなど）
• 頻脈
• 血圧の変動
• 発汗

などがあります。

痙攣（0.1%未満）、幻覚（0.6％）、錯乱（不明）、せん妄（不明）

主な症状は、

• 筋肉が意図せず収縮する
• 現実には存在しない物が見えたり音が聞こえたりする

などがあります。

中毒性表皮壊死融解症［Toxic Epidermal Necrolysis：TEN］、皮膚粘膜眼症候群［Stevens-Johnson症候群］、多形紅斑（いずれも不明）

主な症状は、

• 皮膚が赤くなる
• 発熱
• 口の中のただれ
• のどや関節の痛み

などがあります。

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群（SIADH）（不明）

主な症状は、

• 低ナトリウム血症
• けいれん
• 筋肉が意図せず収縮する
• 意識の低下
• 頭痛

などがあります。

重篤な肝機能障害（不明）

主な症状は、

• だるい
• 白目が黄色くなる
• 食欲不振

などがあります。

横紋筋融解症（不明）

主な症状は、

• 手足のこわばりやしびれ
• 脱力感
• 筋肉の痛み

などがあります。

白血球減少（2.4%）、血小板減少（0.1％）、汎血球減少、無顆粒球症（いずれも不明）

主な症状は、

• 発熱
• のどの痛み
• 鼻血などの出血

などがあります。

アナフィラキシー（不明）

主な症状は、

• 発疹
• 全身のかゆみ
• 蕁麻疹
• のどのかゆみ
• 息苦しさ

などがあります。

そのほか報告されている副作用（頻度：10％以上）

• 傾眠（23.6%）、めまい
• 嘔気

※自動車の運転など、危険を伴う機械を操作する際には十分注意しましょう。
※若年成人において、薬の使用中に自殺行動のリスクが高くなる可能性があるため、使用する場合には注意深く観察することが必要です。