不安障害
同義語
不安症、不安神経症
「不安障害」とは、過度な心配や不安により心身に様々な症状をきたし、日常生活に支障が出ていることを言います。代表的な病気に、パニック障害や全般性不安障害・強迫性障害などが挙げられます。治療は、薬物療法と認知行動療法を組み合わせて行い、症状の緩和を目指します。主な診療科は精神科や心療内科です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
おすすめのQ&A
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病気の症状であり、実際に命の危険があるわけではない、と思ってみましょう。
一過性の症状ではない場合は、受診をおすすめします。治療の方向性としては、安全に対処法を試しながら、少しずつ慣れることです。
頭がいっぱいいっぱいになる病気として、不安症/不安障害の可能性はありますが、他の病気の可能性も否定はできません。
開き直ることで、必要な行動をとれるようになるのであれば、役に立つでしょう。
病気のこともありますし、そうでないこともあります。社会生活や学業に支障がある場合は受診をおすすめします。
誰でも多かれ少なかれテストでは緊張しますが、パニック発作が起きてテストを避けるような事態につながれば、病気と診断されることもあります。
呼吸、特に吐く息に注意を向けてゆっくり行ってみましょう。なんとかしようともがかず、不安や心地悪さを受け入れるほうが、楽になりやすいでしょう。
パニック障害は精神疾患であり、国際的な診断基準に基づいて診断されます。
心理療法や薬物療法を用いて、怖さをやわらげながら学校に慣れていけるようにしてみましょう。
息をゆっくり吐いたり、落ち着くものや身体の感覚に注意を向けたり、いざというときには頓服を用意しておくと安心です。
パニック症/パニック障害に似た病気には、心的外傷後ストレス障害や薬やアルコール使用に伴うものなど精神の病気のほかに、身体の病気でもありえます。
不安障害とうつ病は別の病気ですが、両方診断される人も多いと言われています。
不安症群には、社交不安症やパニック症、全般不安症など恐怖や不安に関連する疾病が含まれます。
不安に同調しすぎたり、不安を避ける行動を促したりしないほうがよいと言われています。
不安の訴えを肯定しすぎたり、否定しすぎたり、不安な状況を避けるようなアドバイスはしないほうがよいと言われています。
不安症/不安障害は再発することがあります。うつ病など精神疾患があると再発しやすいため、他の病気の治療にも取り組みましょう。
不安症/不安障害を克服したり改善したりすることはできると言われています。
女性のほうが男性よりなりやすく、うつ病などの他の精神疾患を抱えているとなりやすいと言われています。
不安症/不安障害は、治らない病気ではなく、適切な治療により回復・寛解する病気です。
主治医と相談しましょう。布団から出て眠気が来るのを待つ、睡眠薬や抗不安薬の頓服を飲む、という方法があります。
不安症/不安障害の症状として、ソワソワして気持ちが落ち着かなくなることはあります。
不安や心臓がドキドキすることを止めようとするのではなく、受け入れようとしてみましょう。
不安を引き起こす対象を避けることにより、行動が制限されたり、社会生活に支障が出たりすることがあります。
不安により手が震えることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
適切な治療により、症状が軽くなったり、ほとんど症状が出なくなったりすることはあり、寛解と呼ばれます。
不安で頭痛が起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
すぐ治すのは難しいかもしれませんので、腰を据えて治療に取り組みましょう。不安をすぐにやわらげるような薬やアルコールへの依存は危険です。
不安により吐き気や気持ち悪さが起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらう、などが効果的なことがあります。普段から複数の対処法を用意しておきましょう。
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらう、などが効果的なことがあります。ざわつきをなくそうとせず、受け入れようとすることが役に立つこともあります。
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらうなどが効果的なことがあります。不安感をなくそうとせず、受け入れようとすることが役に立つこともあります。
パニック症/パニック障害は、不安症群/不安障害群のひとつです。
不安症/不安障害や強迫症/強迫性障害は診断基準のある精神障害ですが、HSPは診断基準上は精神障害には含まれていません。
不安障害の治療薬は、オンラインで購入することはできません。ただ、電子処方箋やオンライン服薬指導の利用により、配送してもらえることもあります。
不安を過度に感じやすい性格・環境のストレスなどが原因と考えられています。不安障害には、パニック障害・全般性不安障害・強迫性障害などの病気が含まれます。
症状について
過剰な恐怖や不安でつらかったり、身体の症状が出たり、不安を引き起こす状況を避けてしまったりします。
不安感はパニック障害の症状で、パニック発作の場合は身体症状も伴うことがあります。パニック障害以外の不安症/不安障害でも不安感が出ることはあります。
突然強い不安や恐怖を感じ、身体の症状を伴うこともあります。パニック発作を経験すると、また起きるのではという不安につながります。
診断基準に頭痛は含まれていませんが、そもそも頭痛は精神疾患と一緒に起こりやすい身体の症状ですので、パニック障害の方に頭痛が出ることはあります。
不安症/不安障害の中でも特に、パニック症/パニック障害の症状として呼吸が苦しくなることはあります。
不安障害でめまいが起こることはありますが、他の病気の症状のこともありますので、医療機関を受診しましょう。
不安症/不安障害の方と慢性の痛みの両方を持つ人が多いという報告があります。
不安で動悸が起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので、続く場合は受診をしましょう。
動悸や頻尿は不安症/不安障害の症状である可能性はありますが、別の病気が隠れている可能性がありますので、続く場合は医療機関を受診しましょう。
不安・心配になりやすい人はいますが、必ずしも不安障害とは一致しません。
生命を維持するため、危険信号への反応として発生したものと考えられています。
不安に伴う症状が激しい場合などに不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。心配性は診断名ではありません。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
過度な心配や不安で、日常生活に支障をきたしている状態です。心身にさまざまな症状が出ます。
治療について
診断について
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