不安感がある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/05/13
「不安感がある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
不安感があるという症状について「ユビー」でわかること
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「不安感がある」はどんな症状ですか?
不安感があるとは
「不安感がある」に関連する主の病気には、睡眠障害(不眠症)、統合失調症、アルツハイマー型認知症(Alzheimer型認知症)などがあります。
「不安感がある」に関連する症状はありますか?
「不安感がある」のQ&A
- A.
不安・心配になりやすい人はいますが、必ずしも不安障害とは一致しません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安・心配になりやすい人と、なりにくい人がいます。
しかし、「不安・心配になりやすい人」が常に不安・心配な状態というわけではありませんし、「不安・心配になりにくい人」でも、状況によって不安・心配になることはあります。
心配性であるというだけでは、不安障害(不安症)の診断がつくとは限りません。ただし、日常的な多くの事柄に対して、過剰な不安と心配が持続する場合は、全般不安症(全般性不安障害)の診断がつく場合もあります。
回避性パーソナリティー障害の診断基準を満たすこともあるかもしれませんし、そのほかの症状によっては神経症などの診断がつく場合もあります。 - A.
生命を維持するため、危険信号への反応として発生したものと考えられています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る起こってもいないことに不安になるのは、進化に基づく”生命を維持するための誤警報”という解釈があります。
動物は、危険を予測する学習によって自らをさまざまな害から守り、生命を維持してきました。
チャールズ・ダーウィンによると「不安は、おそらく危険信号への反応として発生したものが、長い進化の歴史の結果、危険を回避するという一連の反応傾向を形成するに至ったものと考えられる」とされています。
ヒトではより複雑で、条件反応に感情、認知、運動などのさまざまな要素が絡んで不安の反応が起こります。 - A.
不安に伴う症状が激しい場合などに不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。心配性は診断名ではありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安はすべての人が体験するものであり、不安そのものが病気というわけではありません。危険を知らせて警戒を促し、人が脅威に対処するための策を講じられるようにするためのものでもあります。その人に警告して、危険に先んずるような確かな行動を遂行させることで、傷つくのを防いでくれます。
不安の体験には、動悸や発汗などの生理的なものと、緊張や怯えを意識することの2種類の要素があります。- 不安に伴う反応が激しい
- 脅威がない状況でもまた不安になることについて心配する
- 不安を引き起こす状況を避けるような行動をとる
などの場合には、不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。
”心配性”は診断名ではありませんが、ささいな脅威でも不安が引き起こされやすい人を指す場合があるでしょう。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような症状があるときは、精神科受診をおすすめします。
- 繰り返されるパニック発作(強烈な不安とともに頭痛や発汗、動悸などが見られる発作)が見られる
- 公共交通機関や広い場所、囲まれた場所にいるときに恐怖や不安を感じる
- 特定の対象や状況(高いところなど)への恐怖や不安を感じる
- 社交場面において、恐怖や不安を感じる
- いろいろな出来事や活動について、過剰に不安・心配になる
- 恐怖や不安を感じる状況を避ける
また、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。 - A.
過度な心配や不安で、日常生活に支障をきたしている状態です。心身にさまざまな症状が出ます。
解説不安障害(不安症)には、
- パニック症
- 広場恐怖症
- 限局性恐怖症
- 社交不安症
- 全般不安症
があります。
不安はすべての人が体験するものであり、「内的、あるいは外的な危険を予期することによって引き起こされる憂慮の感情」です。などをしばしば伴い、長時間座っていたりじっと立っていたりできないという形で現れます。
また、下痢、めまい、落ち着きのなさ、失神、頻脈、手の震え、頻尿などの症状も、伴うことがあります。
不安は脅威への警告の信号ですが、脅威でない状況にもかかわらず不安の症状が出て、生活に影響を及ぼすとき、不安障害(不安症)の診断がつくことがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る神庭重信(九州大学). DSM-5を読み解く 1. 中山書店. 2014
井上令一ほか. カプラン臨床精神医学テキスト 第3版- DSM-5診断基準の臨床への展開 -. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016 - A.
不安障害を自力で治すことは難しく、多くのケースが病院での治療をきっかけに症状が改善されています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)の治療は、心療内科や精神科で行うことが望ましいです。その一方で、
- 十分な睡眠をとる
- 規則正しい生活を送る
- アルコールやタバコなどの嗜好品を減らす
- ストレスをためすぎないようにする
- リラクゼーション法を試す
など、生活習慣の工夫や自分でできる行動の変化を起こすことで、不安障害(不安症)の症状がやわらぐことはありえます。
ご自身で生活に気をつける努力をしても、症状がつらい場合は、医療機関で相談しましょう。 - A.
薬物療法と認知行動療法を組み合わせて治療します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)の治療としては、薬物療法と(認知)行動療法があります。
薬物療法
選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの抗うつ薬の内服により、不安症状が起こりにくくなることが期待できます。効果が出るまでに時間がかかることがありますので、不安症状が出た時にやわらげるための抗不安薬などにより対症療法を行うこともあります。
(認知)行動療法
リラクゼーションや呼吸法などを身につけることで、不安への対処が上手になります。
パニック症に対しては、パニック発作が起きたとしても生命には関わらないことなど、不安についての知識をつけることが治療的になりえます。
恐怖症に対しては、恐怖の対象に少しずつ曝露(ばくろ:何らかの物質にさらされる・接触すること)を繰り返し、慣れていくという治療が効果的であると言われています。 - A.
過度な不安や心配により日常生活に支障がある場合には、精神科や心療内科を受診しましょう。
解説不安障害(不安症)が心配な方は、
- 身体の症状がある場合は心療内科
- 睡眠障害などのメンタル不調を伴う場合は精神科
を受診しましょう。
また、不安障害(不安症)と診断される前で、をそれぞれ受診し、身体の病気からくる症状ではないことを確認してもらうことも重要です。
症状のせいで、日常生活や学業や仕事などの社会生活に影響が出ている場合、症状が耐えられないほどひどい場合、どんどん症状が悪化する場合は、早めに病院を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る神庭重信(九州大学). DSM-5を読み解く 1. 中山書店. 2014
井上令一ほか. カプラン臨床精神医学テキスト 第3版- DSM-5診断基準の臨床への展開 -. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016 - A.
不安を過度に感じやすい性格・環境のストレスなどが原因と考えられています。不安障害には、パニック障害・全般性不安障害・強迫性障害などの病気が含まれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)には、
- パニック症
- 広場恐怖症
- 限局性恐怖症
- 社交不安症
- 全般不安症
があります。
症状が現れる原因としては、- 自律神経の緊張が強いこと
- ノルエピネフリン、セロトニン、γアミノ酪酸という神経伝達物質の調整の不安定さ
などが関係しているとされています。また、トラウマや生活上のストレスがきっかけになることもあります。さらに、アルコールやカフェイン、向精神薬の影響や離脱により不安の症状が引き起こされることもあります。内分泌疾患のような身体の病気が隠れていることもあります。
不安の症状だからメンタルの病気と決めつけず、身体科の診察を受けたり、原因となっている物事を取り除いたりすることも重要です。
不安感があるという症状はどんな病気に関連しますか?
不安感があるという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【肝機能障害】と診断されたことはありますか?
- これまでに【不安障害】と診断されたことはありますか?
- 体のだるさはありますか?
- 夜によく眠れないと感じていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 精神科
- 心療内科