不安障害の治療期間はどれくらいですか?
不安症/不安障害の治療期間としては、8週間程度は効果がみられなくても続けるほうがよいでしょう。
不安症/不安障害の治療期間は、個人差がありますし、症状の重さや治療の内容によって異なります。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)や、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)が推奨されています。
この場合、少なくとも数週間の薬物療法を行い、効果を測定しながら、薬を増量したり変更したりします。期間が短かったり、薬の量が少なかったりすると、効果があるかどうかが判断しにくくなることがあります。
認知行動療法(物事の捉え方や行動を変化させる練習)やマインドフルネス(瞑想などによる注意の練習)などの心理療法でも、8週間以上のプログラムが多いです。
プログラムに出席するだけでなく、宿題を含めて、積極的に取り組むことが重要です。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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