不安障害の治療や予防方法には何がありますか?

薬物療法と認知行動療法を組み合わせて治療します。

解説

不安障害(不安症)の治療としては、薬物療法と(認知)行動療法があります。

薬物療法

選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの抗うつ薬の内服により、不安症状が起こりにくくなることが期待できます。効果が出るまでに時間がかかることがありますので、不安症状が出た時にやわらげるための抗不安薬などにより対症療法を行うこともあります。

(認知)行動療法

リラクゼーションや呼吸法などを身につけることで、不安への対処が上手になります。
パニック症に対しては、パニック発作が起きたとしても生命には関わらないことなど、不安についての知識をつけることが治療的になりえます。
恐怖症に対しては、恐怖の対象に少しずつ曝露(ばくろ:何らかの物質にさらされる・接触すること)を繰り返し、慣れていくという治療が効果的であると言われています。

公開日

最終更新日

精神科・心療内科

日下 慶子 監修

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不安障害

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関連するQ&A

「不安障害」とはどのような症状ですか?

過度な心配や不安で、日常生活に支障をきたしている状態です。心身にさまざまな症状が出ます。

不安障害の原因や考えられる病気には何がありますか?

不安を過度に感じやすい性格・環境のストレスなどが原因と考えられています。不安障害には、パニック障害・全般性不安障害・強迫性障害などの病気が含まれます。

不安障害がある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

過度な不安や心配により日常生活に支障がある場合には、精神科や心療内科を受診しましょう。

不安障害のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

不安障害と心配性の違いは何ですか?

不安に伴う症状が激しい場合などに不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。心配性は診断名ではありません。

起こってもいないことに不安になるのはなぜですか?

生命を維持するため、危険信号への反応として発生したものと考えられています。

不安障害は自力で治せますか?

不安障害を自力で治すことは難しく、多くのケースが病院での治療をきっかけに症状が改善されています。

心配性の人の特徴には何がありますか?

不安・心配になりやすい人はいますが、必ずしも不安障害とは一致しません。

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